Wave110i 検死解剖(前編)

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2015年10月18日(日)

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嬬恋から戻った翌日、Wave110iの死因を探るべく作業を開始した。

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まずはオイルを抜く。 前回オイル交換したのは9/20。 それから通勤と草津を含めて4回のツーリングに行っているが、走行距離は2千kmいってないと思う。
1Lのペットボトルに半分強出てきたので、オイルが足りなくて故障した訳ではない。

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だが出てきたオイルには金属粉が混じっていた。 前回の交換時には出ていなかった。

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プラグはガイシが白っぽいが異常というほどでもない。

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Lクランクケースカバーを開けてみる。 フライホイールはびくとも動かない。 スターターギヤは問題なし。

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R側のカバーも開ける。 こちら側を開けるのは購入以来初めてだ。

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ドリブン/ドライブギアに異常なし。

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ストレーナーも拍子抜けするほど綺麗だ。

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ヘッドカバーを開けてみる。 オイルは回っているので、オイルポンプは動いていたようだ。

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燃焼室のカーボン堆積は多め。 前回の整備から一年半、1万5千km走行している。

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シリンダーもそれなりに摺動跡はあるが傷というレベルではない。

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ピストンはこの位置で固まっている。 コンロッド大端部が固着しているらしい。 ニードルベアリングがイカれたようだ。 殻割り決定だね。

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フライホイールを外す。 テンショナーのゴムローラーやオイルポンプを駆動するスプロケットはちゃんと歯がある。

ここでエンジンを下ろそうとマウントボルト3本を緩めようとしたのだが、これが半端ない馬鹿力で締めてある。 ホンダはオーバートルクで締めてあることが多いのだが、それにしてもここまで固いのは初めてだ。

なんとか2本は緩めたものの、最後の1本が外れない。 仕方ないのでフランジナットを金ノコで切断したのだが、フランジ部分だけになってもなお緩まない。
疲れたので今日はもうおしまい。


後編へ続く