「踊り場」のマツダ、次に打つ手は?

小飼社長直撃! なぜマツダは順風満帆ではないのか? マツダ絶好調の秘密はここにある!:PRESIDENT Online - プレジデント

ところが、スカイアクティブ車の投入から3年たった今年になるとその論調が変わって、「今度は踊り場を迎えられましたネ」とメディアからは言われています。これは事実でしょう。業績の数字を見てもそうなっていますから、社内では全員が危機感を持っていますよ。
 
2012年以来3年間に新型車を6車種発売しました。たまたま、それらの好調な状態が続いるだけです。今は一段落しています。だから今は、全社を引き締めています。このままでは危ないんじゃないか。したがって、次期中期計画の3年間、あるいは今年を含めれば2019年までの4年間の生産販売戦略を策定している最中です。全員が危機感を持っています。

広報とぱっぽん堂が最高の仕事をして、企業の実力以上に注目されてしまいましたから、ハードルが上がっているのは事実でしょうね。

社内的にも「自信作を世に問うてこれだけ評判も上々なのに、思ったほど爆発的に売れてない」という感覚はあるのではないでしょうか? かつてのFFファミリアとか、初代フィットのようにバカ売れを期待していると肩透かしを受けるかもしれません。

サッカーでいえば「ボールを支配して攻勢を掛けているのに、点が入らない状態」に近いかな?
商品力が高いうちに台数よりも売価を維持して利益率を高く取ることで、「安売り」イメージを払拭してブランド力を構築する戦略というのは理解していても、やっぱり装置産業の自動車業界では「台数増=景気がいい」というのが心理なんです。

絶対値ではシェアが4%から5%に上がっただけ(25%増なので凄いことなんですが)ですからね。
「全世界で2%」「国内で5%」のニッチ商売を自認していても、市場からは成長を求められてしまいます。
CX-3なんか、あの企画で月販2500台は野心的だと思いましたが、発売以来半年以上もそれをキープしたのですから大したものです。

でも「クリーンディーゼル」のバブルはVW不正の煽りで終了してしまったようです。
10月のCX-3の販売台数は 1,005台と前月(2,984台)から急落しています。 需要一巡の影響もあるとは思いますが、デミオディーゼルも1,303台(前月は3,322台)とガタ落ちしています。 これは喧伝されているほどディーゼルが「クリーン」ではなかったというのが周知された影響でしょうね。

ちなみにガソリンエンジンのデミオは、9月が3,352台、10月が2,359台とディーゼルに比べて落ち込みが少ないです。 10月の前年同月比52.3%というのは、発売1周年としては妥当な水準でしょう。

ロードスターが月販千台をキープして健闘していますが、北米でCX-9のFMCを予定しているものの、しばらくは国内での新型車はなさそうです。 プレマシー後継も遅れているみたいだし。
アテンザとCX-5のビッグMMCで販売を盛り返したようにアクセラとデミオでも改良を行い、接待付きの試乗会でメディアに提灯 良い記事を書いてもらうというのが当面の打つ手だと思います。