家庭のエネルギー消費 実は少ない冷房電力

エコハウスのウソ 実は少ない冷房の電力消費  :日本経済新聞

冷房が必要なのは夏の限られた期間だけで、1 日の中での使用時間も短い。外気が35℃を超えることは滅多になく、室内の温度も25℃より低くはしないから、内外の温度差はせいぜい10℃。必要な時間帯だけスポットでオンすることが多いので、使用時間も最小限に抑えられている。
 
一方で、冬は外気が氷点下になり、内外の温度差が20℃を超える日が少なくない。在室時には暖房をつけっぱなしにすることが多いので使用時間も長く、冷房よりも多くのエネルギーが必要となる。ただし暖房も冷房と同じく、特定の季節にだけ利用される「季節限定」の用途。消費するエネルギーにはおのずと上限がある。
 
これが給湯になると、夏場でも水を温めずに風呂やシャワーにそのまま使えることはまずないから、年中エネルギーを使って水を加熱する必要がある。照明や家電も一年中コンスタントに使われる。こうした年間を通して消費されるエネルギーこそが、実はより多くのエネルギーを消費しているのである。

エコウィルを導入して、光熱費の記録を取るようになってから、冬場の給湯と暖房に費やされるエネルギーがいかに多いか実感しました。

夏場は満水まで2時間と発電しないエコウィルが、真冬になると5時間発電しても暖房に取られて半分もお湯が溜らなかったりしますから。
休日に朝から暖房しっぱなしだと部屋全体が暖まるので、午後の日差しによる室温上昇も手伝い、急激にお湯が溜まるんですけどね。

食洗機や炊飯器が動いていなければ、エコウィルの発電量の半分は使われないので、エアコン暖房の併用が必須です。

エアコン「暖房に不向き」はウソ 正しく使い最強の省エネ  :日本経済新聞

なお、「1」 の電気で「5」 や「6」 の電気が…というとおトクすぎて逆に怪しく聞こえるが、この数字をガスや石油の暖房機器と直接比べるのはお門違いだ。実は発電所では燃やした燃料の37%程度しか電気にならないので、この発電所で燃やした燃料のエネルギーで考える方がフェアである。これを「1次エネルギー換算」と呼ぶ。
 
1次エネルギーで考えたとしても、エアコンの場合は発電所で燃やした燃料の約2倍の熱を移動させることができている。ガスや石油の暖房機器では燃料の熱量分、つまり「効率100%以上」は絶対にできないのだから、やはりエアコンにはかなわないのである。

コジェネレーションシステムであるエコウィルの熱効率は97%です。 エコウィルの発電でエアコンを動かせば、さらに効率がアップするというものです。

当たり前ですが、エコウィルを動かすほどガスの消費も増えます。 光熱費に占める割合では、ガス代が圧倒的に多いです(60%くらい)。 灯油の購入が不要になったとはいえ、もうちょっと下げたいところです。

エアコンで暖房するためには、風量か温度差の少なくともどちらかで熱量を稼がねばならない。「風量を稼ぐ」ためにはファンを目一杯回すことになるが、これにかかる電力はごく少ない。「温度差を稼ぐ」、つまり暖房時に「より熱い」熱をつくる方がずっと大変で多くの電力が必要になるのだ。つまり、エアコンは「風量で稼ぐ」のが省エネになる。
 
エアコンの風量を「控えめ」にすることが省エネになると思っている人が依然として少なくないが、風量は控えめでも「電力は控えめではない」ので要注意だ。それに風量を絞れば温度で稼ぐために温風が高温になり、「熱すぎて乾燥する」リスクも大きくなる。風を許容できる範囲でほとほどに吹かせる、実際には「風量自動」にしておくのが一番良い使い方である。

でもエアコンを自動運転させると、最初の10分くらいはフル稼働して消費電力が高くなり、エコウィルの発電量を上回ってしまいます。 そうすると電力会社から買電しなければならなくなるので、コストが増えてしまいます。 自分は温度や風量の設定を下げた状態で起動させて、定常運転に移ったあとに温度を上げています。


ところで今年の夏はお盆までは暑かったので、吉郎のために日中も冷房はつけていました。
太陽光発電があるので買電量はそれほど増えませんが売電量が下がるので、月に2千円くらいはコスト増になりますね。
来年こそは居間のエアコンの更新をしたいと思います。