自作NASのお手軽度

【笠原一輝のユビキタス情報局】来年4月でサポート終了のWindows Home Server 2011のリプレイス、どうしますか? ~Synologyの自作NASキット「DS415+」を試してみた - PC Watch

だが、既によく知られている通り、MicrosoftはWindows Home Serverのビジネスを終結することを明らかにしており、MicrosoftのWebサイトでチェックすると最初のバージョンは既にメインストリームサポートが終了しており、Windows Home Server 2011に関しても2016年4月12日に終了し、延長サポートも提供されない(コンシューマ向けの製品には延長サポートは提供されない)ことが明らかにされている。サポートが終了すると、基本的にはアップデートのパッチなどは提供されなくなるので(例外的に提供される場合もあるが)、それまでに何らかの別のソリューションへ乗り換えを検討しなくてはと考えていた。(中略)
 
そこで、今年自作PC界隈で人気を博していた、自作NASキットを導入することにした。自作NASキットは、2ベイや4ベイを持ったNASを自作するためのキットで、ユーザーが自分で購入したHDDを組み込んで利用する仕組みになっている。ソフトウェアはあらかじめファームウェアの形でユーザーからは見えない領域に入っているが、基本的にはLinuxベースのOSに、NASメーカーが独自のユーザーインターフェイスを追加した形で提供されている。

自分も初代WHSを使っていましたが、その後 FreeBSD/FreeNASへ乗り換えました。 WebサーバーでFreeBSDを使っていることから Linuxより馴染みがあったので。

ファイルサーバーのM/B交換で FreeBSDに変更したのですが、sambaの設定がどうしても上手くいかず、昨日 FreeNAS 9.3に戻してしまいました。
USBブートは相変わらずダメなので SSDにインストールしました。 このためにわざわざ有線キーボードを買いましたよ。 念のためPS/2接続もできるタイプです。

もしストレージがZFSじゃなかったら、Linuxベースの自作NASでもよかったですね。 管理も簡単そうで羨ましい。

なお、Atom C2538は22nmプロセスルールで製造される省電力向けサーバー向けSoCで、開発コードネームRangeleyとなる製品だ。詳しくは発表時の記事を参照して欲しいが、SilvermontコアのCPUコアが採用されており、クアッドコアで、L2キャッシュ2MB、TDPが7Wと非常に低いのが特徴と言える。また、AES-NIと呼ばれるAESを処理する固定ハードウェアが搭載されており、DS415+ではデータを暗号化する際にこの機能を利用できる。通常、こうしたNASで暗号化を行なってデータを保存する場合にはCPUに大きな負荷がかかるため、性能低下の原因になるが、DS415+ではこのAES-NIを使って暗号化するため、大きな性能低下が発生しないのが特徴だ。

確かに暗号化の負荷は馬鹿にならないと思います。 ベンチ結果(これとかこれ)を見ると効果が高いようですね。

インテルが公開しているリストを見たらCeleron N3150にもAES-NIは搭載されているようです。 ちゃんと使えているのかな?
発売が13年のPentium J2900はAES-NI非対応でした。

自作ではないですが、「WD Cloud」も評価が高いですね。

【清水理史の「イニシャルB」】 スマホから使うことにフォーカスした パーソナルクラウドストレージ「WD Cloud」 - INTERNET Watch

ウェスタンデジタルジャパンのWD Cloudを実際に試してみたが、ハードウェアとソフトウェア、サービスが、互いに機能を補完しながら、うまく融合しており、個人向けとしてはかなり完成度が高い製品となっている。パフォーマンスも良好で、このクラスのNASとしてはかなり充実した製品だ。
 
価格は2TBモデルが2TBモデルが2万5800円、3TBモデルが3万4800円、4TBモデルが4万4800円、6TBモデルが6万2800円となっている。一般的な用途を考えると、手ごろな2TBモデルがやはりお買い得と言えるだろう。
 
NASの入門用としては、手軽さ、使いやすさともに、現時点でかなり高いレベルにあり、個人的にもおすすめできる製品と言える。

スマホから使うことを考えると、専用アプリがあるのは使い勝手に大きく影響しますからね。

FreeNASには ownCloudプラグインがあって容易にセットアップできるのですが、アプリがイマイチという話も聞きます。
そもそも ownCloudは DropBoxのコピーで同期がウリなんですが、WebDAVベースなのでファイル数が多くなると遅くなるという欠点があります。

元の記事に戻りますが、

正直に言えば、実は筆者はWindows Home Server 2011の寿命(つまりこの場合はメインストリームサポートが終了するタイミング)が来たら、クラウドストレージに乗り換えればいいやと考えていた。それはMicrosoftがOneDriveの容量無制限化を発表していたからで、その時ぐらいまでには日本でも容量無制限が実現するだろうから、そうなったらクラウドに上げていけばいいや、と考えていた。
 
しかし、既にMicrosoftからも発表されている通り、Microsoftはその計画を破棄し、当面は1TBを上限にしていくと軌道修正を行なった。一度できると発表したことをやっぱりできませんというのはなんとも格好悪いことだが、逆に言えばMicrosoftほどのリソースがある企業であっても、無制限や数TBのクラウドストレージはまだ難しいということだ。
 
こうした状況から、今後しばらくは大多数のファイルはNAS上に置いておき、本当に重要なファイルだけをクラウドストレージに置いておくという使い方が普通になっていくのではないかと考えている。エンタープライズの用語だと、ローカルのサーバー(オンプレミス)とクラウドを半々で使うという使い方を“ハイブリッドクラウド”などと呼んでいるが、SOHOやハイエンドなコンシューマもしばらくはそうした使い方をしていく必要があるのだろう。

自分も Googleドライブの 1TBプランを契約していますが、自宅にファイルサーバーなんてもう要らないんじゃないかと思いますね。
ただ全面的にクラウドに依存する怖さみたいなものがあるので、大切なデータは手元に置いておきたいとも思っています。

結局、何のためにクラウドを使うのかというところで、最適なソリューションは変わってくるのでしょう。 万能のクラウドはまだないのだと思います。

個人的なクラウドの使用目的は、ファイルの同期より自動バックアップがメインですね。
スマホのカメラで撮ったものも、Eyefi mobiで転送されてきたものも、一括して 自動で Googleフォト(ドライブ)に吸い上げるようになっています。
Amazonや Eyefiのクラウドもありますが、Googleフォトが一番ストレスを感じない気がします。 同じくらいの使い勝手を自宅クラウドで実現できれば、Googleドライブの 1TBプランを解約できるんですけどね。