コストコで売ってるQ-Seeの防犯カメラが凄い件について

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いやもう、ホント凄いっすよ。

安全と言われてきた日本でも、たびたび物騒な事件のニュースが流れます。 ストーカーとか偏執狂的な人間ならまだしも、最近は「人を殺してみたかった」とかいう理由にならない理由での犯罪まで起こっています。

前々から自宅のセキュリティについて考えるところはあり、情報収拾はしていたのですが、ついに防犯カメラを設置することにしました。

最初に考えたのはドアホンをシステムアップする方法です。 最近の高機能なドアホンは、動画で録画できますからね。 でもオプションの屋外カメラの値段が高いので、4台揃えたら総額13万円くらいになってしまいます。

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まあドアホンについてはいずれ更新するつもりです。 HEMSとの連携や、窓センサーとシステムアップするなど、やれることは他にもありますし。

パナソニックはドアホンとは別に、「スマ@ホーム システム」という簡易防犯カメラシステムを発売しています。

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最初はこれでいいかなと思ったのですが、カメラの画素数が30万画素(VGA)しかありません。 これではクルマのナンバープレートどころか人の顔の判別も相当近くに寄らない限り難しいのではないでしょうか?

それで辿り着いたのがコストコで売ってるQ-See社のシステムです。 実は昨年の1月にコストコ店頭で見て興味を持っていたのです。
ただその時見たのはカメラが13台も付いてて10万円近くする大掛かりなシステムでした。 そんなにたくさんのカメラは要らないなと。

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改めて調べてみると、カメラ4台タイプのシステム(1TB HDD)もあって、価格も4万円くらいです。 画質的にはむしろこちらの方がいいとのこと。

Amazonでも売ってますが、コストコの方が安いです。 日本での販売代理店もコストコみたいなので、近くにあるならコストコで買った方がいいですね。

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QT914-4N4は赤外線LED付きカメラとレコーダーをアナログ(BNC)ケーブルで結び、720PのH.264で記録します。

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映像4CHに音声も1CH録音できます。 レコーダーからの映像出力はHDMI、アナログVGA(D-SUB)。 ネットワークとの接続は有線LANのみ。 全面と背面にUSBポートがあります。

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今どきのシステムらしく、PCはもとよりスマホやタブレットから映像を確認することができます。
しかしNPAPIを使用しているので、Chromeでは視聴できません。Firefoxは16年末までNPAPIをサポートするらしいので、手動で有効化すれば見ることができると思います。 IE11なら大丈夫です。
Android用のアプリも使っていますが、サーバーとの接続に失敗することが多いので、改良を期待したいところです。

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今回、コストコの店頭にはカメラ8台のシステム(960H)と4台のQT914-4N4がありました。 画素数は720PのQT914の方が高いです。
内蔵HDDはWD製なのかな?

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内容物です。 説明書(日本語)は最低限です。

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全て取り出すとこんな感じ。

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とりあえずカメラとレコーダーを接続します。 レコーダーの電源は、モニター(今回はテレビのHDMI端子に接続)と接続するまで入れてはいけません。
マウスはレコーダー前面のUSBポートに接続します。

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準備が完了したら、レコーダーの電源を入れます。 中でLinuxでも動いているのかな?

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ブートしたら自動的にウィザードが始まります。 基本的には画面に従ってセットアップしていけばOKです。 パスワードは必ず初期値から変えること。

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ウィザードが終わると、カメラのモニター(現在の映像)が表示されます。 普段はPCからLAN経由でレコーダーへアクセスして設定や確認をしています。

気になるのは有線式ということでその取り回しです。 カメラ用延長ケーブルは40mと20mが2本ずつ付属しています。 よほどの大豪邸でない限り、日本では事足りると思います。
問題はどうやって屋外へケーブルを引っ張りだすか、です。 エアコンや通気口の穴をを利用できればいいですが、ダメなら壁に穴を開けるしかないですね。

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QT914は動体検知システム(正確には動きだけでなく明度の変化も検知する。人感センサーではなく画像フレーム間の差異を見ているようです)を備えており、検知した5秒前から指定秒数後(5~30秒の間で選択)を録画するようになっています。
イベントログに何時何分にどのカメラで検知したのか記録されるので、ログのリストをクリックすればその場面が自動で再生されます。

ただこれだけだと、5秒より前の状況が分かりませんし、他のカメラは(動体検知がないかぎり)録画されていないので確認できません。 やはり録画自体は動体検知とは無関係に 24H連続で記録し続けてほしいものです。
そういうときは「REC」ボタンを押すと手動で録画をすることができます。 本体の電源を入れなおしたりすると録画が止まるので、再び「REC」ボタンを押すのを忘れないようにしてください。

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それだけでなく、画面上の指定エリアに変化があった場合にアラートを出すことも出来ます。 これにより、確認が必要な場面を大幅に減らすことが可能になります。

アラートはレコーダー本体でブザーを鳴らすほか、指定アドレスに画像付きでEメールを飛ばすことも可能です(Gmailの場合、「安全性の低いアプリがアカウントにアクセスするのを許可する」ことが必要)。 自分は休眠していたGmailのアカウントを、アラート送信専用にしました。

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欲を言えば、アラートのEメールの題名をカスタマイズできたらよかったのに(日付を入れる等)とか、カメラによってEメールの送り先を選択できるようにしたかったなどありますが、些細なことです。

Q-SeeのWebサイトを見ると32カメラのシステムなどもあって、さすが家がデカい国は違うなと思いますね。 日本だと4台もあれば十分だと思いますが、カメラを増やしたいときはもう1セット追加すればいいようです。 レコーダー本体に識別番号がついており、複数台の運用も考慮されているみたいです。

日本以上に物騒な米国で揉まれたシステムだけあって、高機能かつ使いやすいうえに低価格。 これじゃ日本のしょぼい防犯カメラは太刀打ち出来ないですね。

ちなみに「防犯カメラ録画中」のステッカーが同梱されていますが、ちょっと刺激が強すぎるように思いました。 ご近所のプライバシーには配慮していますが、それでも録画されることに不快感を抱く人の気持ちも分かります。

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ホームセンターに行っても適当なステッカーがなかったので、Amazonで買ってドアや窓のところに張っています。