ガーナでは、2007年にガーナ沖で石油鉱床が発見され、2010年から原油生産が始まり、アフリカの新興産油国の仲間入りを果たす。金、カカオ豆、木材が代表的な輸出品目だったガーナでは、その後原油が突出するようになった。
資源ブームに踊ったガーナは、調達した資金を、インフラに対する新規投資やメンテナンスに回さず、公務員の給料引き上げやエネルギー補助金の引き上げに浪費した。そのツケの一端が、電力不足問題となって、ガーナ全体を蝕みつつある。
まさしく「資源国の呪い」の毒が身体に回って、のたうち回っている感じですね。
官民あげての中国の積極的なアフリカ進出に、「慎重な日本企業はアフリカ進出に乗り遅れるぞ!」と煽る向きもありましたが、「アフリカに高度成長期は来ない」のはハッキリしています。
踊らされたところは大変ですね。 ホンダはカタチだけでしたからいつでも止められるでしょうけど。