電力供給サービス:東京電力が大失態、スマートメーターの設置に大幅な遅れ - スマートジャパン
東京電力によると、スイッチング業務を支援する電力広域的運営推進機関のシステムが3月1日に稼働するために、2月末までの処理を手作業で実施する必要があり時間がかかった。さらに1月の申込件数が少なかったことから2月の工事実績が低い水準で推移した。
ところが2月に入って申し込みが急増して、社内の対応が追いつかない状況になってしまった。東京ガスが2月1日に電気料金の値下げを発表したこともあり、契約変更を決める利用者が続出したが、そうした状況を東京電力は予測できなかったわけだ。見通しが甘かったとしか言いようがない。
その結果、2月のスマートメーターの設置台数は当初計画の43万台から8万台も少ない35万台にとどまった(図3)。本来は計画的な取り替えと契約変更を合わせて15万台を設置する予定だったが、9万台しか設置できていない。そのうち契約変更分は2万台に過ぎない。
東電の肩を持つわけではないけど、小売り自由化の直前にスイッチングが集中するのは目に見えていたけど、いくら工事の手当をしたって限度というものもあるんじゃないのかな。
4/1に一斉解禁というのが無理な話で、エリアを分けて段階的に切り替えていくべきだったんじゃないの?
そもそも「スイッチングを申し込む」ということは、東電から新電力に契約を変更するということだよね?
東電にとっては逃げていく客に対して、なぜ塩を送るようなこと(スマートメーターの設置)をしなければならないのか、インセンティブが働く訳がないよね。
もちろん現時点では電力量計は電力会社の所有だし、東電として以前からスマートメーターの設置やWeb検針を推進してきたけど、あれはあくまで検針業務の効率化とか自社にとってのインセンティブがあったからね。
発送電分離後は、電力量計の所有者は東京電力パワーグリッドになるのかな? でも東京電力HDの100%子会社だからね。