東電「(ガスのセット割引は)反則じゃないか」:日経ビジネスオンライン
--首都圏で東電が奪われる世帯数はどれくらいを想定していますか。
大亀:2016年度すぐにということではなく、将来的に他社が電源計画を作っていくということならば、2割が獲られることもあり得るということを僕たちは念頭に置かなければならないと思っています。
マスコミでは「首都圏は草刈り場」という表現が使われることがありますが、東電を甘く見ない方がいいと個人的には思いますけどね。
実際には1割も獲られないんじゃないかな?
ところで新たな収益源たる都市ガス事業への参入ですが、
--ただ2017年4月に始まる家庭向けのガス小売りについてはまだ自由化の詳細が決まっていません。
大亀:制度設計が進まないと我々としては困ってしまいます。あと1年くらいで始まりますが、決まらないとシステム開発とかが進まないんですよ。あと1年というのは、システム開発だとぜんぜん短くて、困っちゃってます。
極端な話、制度設計が2016年夏になると、2017年4月に我々が参入するのは絶対に間に合わない。「東電さん、4月から参入してください」と言われても、できないですから。
個人的には東電がアグレッシブな価格設定で都市ガス事業に殴りこみを掛けてほしいと思っているので、早いところ制度設計にカタがつくといいですね。