世間一般で言われている位置精度1m以内とか言われているのは、この「補強信号」を受信して、特殊な補正処理を行った場合に得られる精度だという.Garminがどのようなみちびきの信号処理を行っているのかは不明だが、現時点では日本版のGarmin GPSに於いても、「補完信号」を単純に受信しているだけである.乱暴な言い方をするとみちびきの信号を受信したところで天頂付近に捕捉できるGPS衛星が一つ増えただけの事だと言って良いだろう.
(中略)
現時点では一日の内8時間程度しか受信する事の出来ないみちびきの補完信号を当てにして、みちびき補完信号対応のGPS受信機を購入するのは殆ど意味が無い.ましてやこの程度の機能のために英語版の2倍以上もするGarminの日本仕様機を購入するのはあまりにも馬鹿げている.
なるほどねー。 対応リストを見ても、補強信号(L1-SAIF)が受信できる製品はごく限られているようです。
TKAでは英語版eTrexにパッチ当てて「みちびき」の補完信号を受信できるみたいだけど、その価値があるかというとあんまりなさそうですね。