Still Laughin'

オートキャンプ用のテントに求める要件が出たところで、各社の製品を見ていきます。

１．2.2m四方の室内面積
２．クレートが置ける広い前室
３．通気性がよくて雨風に強い
４．出入り口が２箇所ある
５．吊り下げ式テント構造
６．永く使えるもの

以上の要件を満たすテントをピックアップしていきたいと思います。

モンベルのムーンライト5型は室内面積が2.1m四方とちょっと小さいですね。　しかも四隅はヴェゼル（面取り）されていますから、実際には2.0mないかも。　コット（嫁）＋エアマット（自分）なら何の問題もありません。

ムーンライト7型なら2.8m四方とかなりの余裕ですが、いくらなんでも7人用はちょっと大きすぎるような気もします。　価格も5型とは2万円以上の差があります。
前室は三角形なので、クレートを置くのは難しいと思います。　ただ2箇所にあるのは長所といえます。

ムーンライトテントについては、その他の要件は全て満たしているのを実際に体感しています。　Ⅲ型のフレームを90度交差させたような構造ですので、設営に戸惑うことはないでしょう。　通気性や風雨への強さについても申し分ないです。

欠点（？）としては、流行りのテントとは全く違う形状なので、キャンプ場で存在が浮いてしまうかもしれません。
Ⅰ型やⅢ型は結構見ますが、5型や7型を使っている人ってほとんど見たことがないです。

続いてはベストセラー、スノーピークのアメニティドームMです。　アメニティドームはどこのキャンプ場に行っても必ず誰かは使っています。

室内寸法が2.65m四方ですが、立て壁の傾斜が強いドーム型ですので、端にコットを寄せて置く場合はもう少し狭く感じると思います。　ムーンライト5型とどっこいか、少し広い程度でしょう。

アメニティドームは機能（広い前室）や性能もさることながら、価格もムーンライト5型より1万円も安いというのでは文句のつけようがありません。
テント本体のループにポールを通す部分が短いので、設営もそんなに苦労しなくて済みそうです。

ただ惜しむらくは出入り口が1箇所しかないこと（多くのドームテントはそうですが）。
オートキャンプの場合、クルマがサイトに横付けできるなら、荷物を全てテント内に持ち込む必要はありません。
そういう意味では出入り口が1箇所であっても不便さはそれほど感じないかもしれませんが。

テント ヴォールトとタープがセットになった「エントリーパックTT」もあります。

キャンプ用品と言ったらコールマン。　オートキャンプ用テントの「王道中の王道」です。
要件に近いのは タフワイドドーム Ⅳ／300でしょうか？

室内寸法3.0m四方と、5人用テントよりワンランクゆとりがあります。　それでいて実売価格も安い。　キャンプ場で最大勢力なのも当たり前という気がします。　キャンプ場で浮くどころか、どれが自分のテントだったか分からなくなるかもしれません（大げさ）。

ただ「大きいことはいいことだ」と単純には言えないのがテントの難しいところ。　設営に1人では30分以上、2人でも20分程度は掛かるようです。

これは低価格テント。　前室が非常に大きいのが特徴ですね。

これも低価格テントですが、形状がなんとなくムーンライト5に似てますね。　出入り口が2箇所あるのも同様です。
でもフレーム構造が違います。　価格はムーンライト5の半値以下です。

この大きさで2万円しないというのは安いですね。

一回り小さいタイプですが、価格差が5千円くらいなので、それだったら大きいほうがいいですね。

どれを買うかは、やはり実物を見てから決めたいと思います。