県道から少し上ると、背あぶり山公園の案内図があった。 普通はこういう目立つところにあるよね。
ここがレストハウス。 実は今回も予約はしていない。
入口には「熊、出没中」のポスターが貼ってある。 まだキャンプ中に遭遇したことはないけど...
ここが受付らしいが誰もいない。 「作業に出ていますので携帯電話に電話してください」とのこと。 電話すると「すぐに戻ります」とのこと。
管理人のおじさん二人組が戻ってきて、申込み用紙に記入。 注意事項について説明を受ける。
「ココは初めてですか? じゃあ、キャンプ場に案内しますので付いてきてください」
別に一人でも行けるのに...
おじさん達が乗るトラックに付いていくと、先ほどの案内図のところへ。 キャンプ場へはここのチェーンを外して入る。 「通ったら必ずチェーンを掛けておいてください」とのこと。
結構な傾斜のダートを数百メートルかけ上る。 バイクがカブ(Wave)で良かった。
「すれ違えないので場内は一方通行でお願いします」
14:57 キャンプ場に到着。 先客は2組でいずれもクルマとのこと。 今は不在のようだ。
周囲を囲っているのは熊よけの電気柵(!) 「人間が檻に入っているようなもんですな。ハッハッハ」とおじさん。
するともう一方のおじさんが「歓迎の花火をあげるか」と言って5連発の打ち上げ花火(運動会とかで使う奴)に点火した。
なんでも「役場の方から利用者がいるときは実施するよう指導がある」んだそうな。 「でも熊ももう慣れちゃってるだろうけどね!」
「電気柵っていっても感電死するほど高い電圧じゃない。バッテリーも小さいしね。素手で触るとビリっとするくらいだよ」ですと。
くまさんがそれで諦めてくれたらいいけどね。
「それじゃごゆっくり」と言っておじさんたちは作業に戻っていった。
さーてどこに設営しようかな? 広い芝生だが奥に見える炊事場に向かって落ち込んでおり、水平な場所はほとんどない。
結局、入口付近に設営した。 ほぼてっぺんなので、風が吹いた場合は直撃になる。
炊事場の中の様子。 管理人のおじさんは「水道は殺菌してあります」と言っていたので水質に問題はなさそう。 水は買ってこなくてもよさそうだ。 2Lのポリタンクに汲んでおく。
トイレはどこかな?
汲み取り式だけど、ちゃんと清掃はしてあるし紙もあった。
でも夜は怖そうだし、女性にはハードルが高いかもしれない。
15:31 それでは買い出しに行きますか。 場内は一方通行なので、入ったところと別の場所から県道に出る。
16:01 会津若松駅の近くにある富士の湯に到着。 特別どうということはないスーパー銭湯だが文句はない。
16:43 会津若松駅の隣にある食品館ピボットへ。 品揃えがよくない割に値段が高いのであまりおすすめしない。
17:13 ゼネラル会津東SSで給油。 昨日の夕方に給油してから約280km走って4.47Lの消費(62.9km/L)であと1L近く残っている。 ということはフルタンクで340kmくらい走れるのかな?
会津武家屋敷の前を通ってキャンプ場へ。
17:38 キャンプ場に帰還。 先客の2組も戻ってきている。
本日の食材はこちら。 粗挽きソーセージは昨日買ったものの手を付けなかったもの。
ヤシガラ炭に火を点けたところで雨がポツポツしてきた。 レーダーで確認すると、これはちょっとヤバそうだ。
先客2人はもう食事が終わったのかテントの中に入っている。 さーて、どうする?
ぐずぐずしていると手遅れになるので、すぐに荷物をテント内に放り込み、「カマド」を前室に入れる。
煙が出るから前室で炭火焼きなんかしたくないが致し方ない。 脂があんまり出ない肉でよかった。
それよりも問題は「箸」がない! 100円ショップで買った奴だけど、もう10年以上使っている。 今朝の朝食のあと洗ってバッグに仕舞ったはずなのに...
以前は割り箸も持参していたけど、調理器具を入れるバッグを導入したときに整理しちゃったんだよね。 やはり使わなくてもPPAとして用意しておくべきだった。
と悔やんでいても、食材はどんどんと焼けていく。 フォークとトングでなんとか食べる。
ズッキーニは煮ても焼いても美味しい。 にんにくは丸ごと焼くと臭みも消えて甘くなる。
最後に冷凍焼き鳥を温める。 スーパーの惣菜で売ってる奴より安いし、使えなくもないかな?という感じ。
結局、雨は1時間ほどで止んだ。 自分にとってはちょっと不運なタイミングだったね。
福島県は今夜から明日の朝にかけて霧が出るらしい。 でも夜半からそこそこ強く風が吹いているので、霧なんか吹き飛ばされそうだけど。 あまり結露しないと助かるな。
本日の走行距離 290.0km
Google Earth用KMZファイル(寒河江市~背あぶり山) → 20180623.kmz