FCA、マルキオンネCEOの退任を発表

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フィアット・クライスラーCEO退任 手術後、容体悪化(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

発表や欧州メディアによると、マルキオンネ氏は数週間前に手術を受けたが、合併症に見舞われ、容体が急激に悪化したという。6月にあった中期経営計画の説明会には出席していた。マルキオンネ氏は19年前半にCEOを退く考えを示していたが、想定より早く交代することになった。

最近は自動車業界のウォッチングはFBの方でしているので、当blogでは取り上げることが少なくなりましたが、マルキオンネ氏にはこの10数年ずいぶん楽しませて貰ったので退任は残念ですね。

中国資本との付き合い方など、FCAにとって今後も舵取りが難しい局面が出そうですが、どうなりますやら。

フェラーリ前会長のマルキオンネ、重篤な状態か - TopNews

だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、マルキオンネは肩の手術による合併症を起こし、3週間以上にわたってスイスのチューリッヒにある病院に入院しているという。
 
その肩の手術がどういうもので、どうしてその手術の後に昏睡状態に陥るほど病状が悪化したのかなど詳しいことは一切明らかになっていない。
 
だが、別の関係者によれば、66歳のマルキオンネはもともと肺がんを患っており、それが悪化して昏睡状態に陥ったようだとのうわさもあるようだ。
 
イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』は、集中治療室の医師たちはマルキオンネの自力呼吸を誘発しようと鎮静作用を弱めることを試みたものの、それは失敗に終わったようだと報じている。
 
こうした状況により、マルキオンネが危篤状態にあり、回復が望めない状態にあるのは間違いないと考えられている。

もともと持病がある人の場合、手術後に容態が急変することは珍しくありません。
そのなかで心停止からの脳死状態ということなのでしょうか?

退任するフィアットCEOが「後に残すもの」(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース

「手続きやプロセスが重要であることは十分に理解している。だが、FCAに必要なのは現在も未来も"音楽" だ。われわれのやり方は(他社とは)異なったものになるだろう。(重要なのは)即興性と機敏さ、開かれた議論だ。そして、勇敢であること、謙虚さから生まれたものであることだ」
 
「なぜわれわれが(他社とは)異なるのか…それは、われわれがサバイバー(生存者)だからだ。FCAの起源は、過去10~15年間に最も困難な状況に直面したフィアットとクライスラーの人々にある。彼らは仕事を失い、威信を失う脅威に直面した」
 
アナリストらが、マルキオンネが後継者に"脚本"や何らかの指示書を残すことになるのかと尋ねると、マルキオンネは次のように答えた。
「…脚本も指示書もない。FCAには、逆境と"楽譜"なしで動く人たちから生まれたリーダーと従業員たちの文化がある」

マルキオンネから「謙虚さ」という言葉を聞くのは意外だね。
好き嫌いは別にして、大変ガッツがある人物なのは確かなので、もう一度復活してほしいと願います。