ホンダ、2019年2月1日に「CRF110F」を発売

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Honda | オフロード走行専用車「CRF110F」を新発売するとともに「CRF125F」を全面刷新して発売

CRF110Fは、CRF50FとCRF125Fの中間モデルとして、CRF50Fからステップアップを目指すユーザーのために、新たにラインアップに追加しました。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を採用した、力強く扱いやすい出力特性の空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを、取り回しやすいサイズの車体に搭載することで、気軽にオフロード走行を楽しめるモデルとしています。また、エンジンの始動方式に、キック式に加えセルフスターターを併設することで、エンジン始動を容易にしています。

今までもCRF100Fというモデルがありましたが、あれはApe100のエンジンを使った別モノです。
横型自動遠心クラッチのエンジンを使ったオフローダーということでは、CRF50F/70F以来ですね。

これに灯火類など保安部品を付けた「CRF110L」が欲しいという人も居そう。 でも体重制限45kg以下なので、成人男性はほぼ乗れませんね。
街乗りなら大人でも大丈夫かもしれませんが、乗車ポジションが窮屈だろうしサスペンションが柔らか過ぎるでしょう。

写真を見る限りではヘッドカバーにフィンは無いし、Rクランクケースにオイルフィルターも無いので、JA44のエンジンとは違いそうです(原動機番号はJE02E)。 一次減速比(4.058)と1~4速の減速比はカブ110と同じです。

実はCRF110F(KYK)というモデルは、13Mから米州(米国、カナダ、ブラジル)やオーストラリアで販売されています。
VINが「LAL」で始まるので、Sundiro Honda Motorcycle Co. Ltd(新大洲本田)で製造されているようです。
上記の日本発売のプレスリリースにも「■製造事業者/新大洲本田摩托有限公司 ■ 製造国/中国 ■ 輸入事業者/本田技研工業株式会社」とありますから、基本的には同等なのでしょう。
JA10も新大洲本田で製造されていたわけで、JA44のエンジンと異なるのも道理ですね。

19Mはまだ発売前なので、ここでは13M~18Mのパーツカタログを見ていきましょう。

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カムシャフト(#2)は専用部品になっています(KYK-910)。 面白いのはインテーク側のバルブスプリング(#8)はシングルで、エグゾースト側がダブル(#9, 10)になっていることです。

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二次側クラッチはWave110iやJA10とほぼ同じです。 ハードな使い方でもクラッチスプリング(#11)はノーマルで十分ということですね。

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自動遠心クラッチだからといってロータリー式ではありません。 ボトムニュートラル型の4段リターン式になっています。 シフトドラム(#4)などいくつかの部品が専用で起こされています。
ストッパープレート(#5)が一周しないように引っかかる形状になっています。 そのときにストッパーアーム(#8)が外れないように、ストッパープレートの内側に円形プレート(#7)が入ります。

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13M~18Mはキャブレター(PB13?)ですが、19MからPGM-FI(スロットルボアΦ19mm)に変更になりました。