清明キャンプ(前編)

2019年 4月 6日(土)

清明とは二十四節気の第五。
例年だと「そろそろGWに向けて肩慣らしにキャンプに行こうか」という時期だが、今年はもうこれで4回目のキャンプである。
冬でも月に一度くらいは、キャンプに行ける天気の週末があるものだね。

今週末は神奈川県の青根キャンプ場に行くつもりだった。 春になるとあそこに行きたくなるんだよね。

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ところが新年度になって嫁の職場に新入社員の女の子が入ることになり、通常業務と後進育成で毎晩帰宅が21時近くになってしまった。

自分が不在時に嫁の帰宅が遅くなると心配なのが吉郎だ。 散歩とご飯が遅い時間になると、吉郎は体調を崩すことが多いのだ。
かといってキャンプに行かなければ、天気の良い週末を棒に振った悔恨に苛まれるのは間違いない。

こういうときに妥協点としてピッタリなキャンプ場がある。 巾着田である。
巾着田には今年1月に来たばかりだ。 あのときと比べて利用者はどれくらい増えるだろうか?

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出勤する嫁を見送ってから準備して出発。 09:40 巾着田に到着。 桜が咲いているね。

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1月はオフシーズンだったので誰もいなかったが、3月からはこの先で交通整理をしているおじさんがいる。 徐行で近づいていくと、なんだか見覚えのある背格好...

「キャンプ? バイクは1日100円で2日で200円になるけどOK?」と訊いてきたおじさんは、自分が入社したときからお世話になった職場のOBだった!

駐輪場で荷物を下ろしていたら先輩がやってきてしばし近況報告。 先輩は日高市のシルバー人材センターに登録して、シーズン中はここで働いているらしい。 忙しいときは昼飯を食べる時間もないそうな。 でもお元気そうで何よりだ。

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しかしよく咲いてるな。 ここにこんなに桜の木が植わっているとは知らなかった。

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あっちの奥の方が曼珠沙華が群生している場所になる。

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10:18 トイレに行ったついでに場内の様子を観察。 駐車場はまだ結構空いている。

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サイトの方は、タープよりもテントが多い印象。

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テントだからといって泊まりとは限らないけどね。
ここからテントに戻りながら撮影していく。 

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20m歩行。 前回はこの辺りに設営したんだっけかな? まだまだ人口密度が高い。

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50m歩行。 ようやく空き地が目立ちはじめる。

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75m歩行。 河原の真ん中にテントが並んでいるのは、2月までやっていた護岸工事の作業車の通行帯だったところが平らになっているから。
自分も同じく通行帯だったところに設営したのだが、踏み固められているのでペグを刺すのが一苦労だった。

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100m歩行。 やっと自分のテントが見えてきた。

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125m歩行。 ...遠いな。

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やっとテントに帰還。 トイレから150mくらいあるな。 間に合うかしら?

コーヒーでも飲もうと準備をしていたら、今度は別の先輩(OB)が訪ねてきてくれた。 「巾着田サポーターズクラブ」に入っていて、足繁く通っているそうな。 定年後も忙しいのはいいことだね。

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先輩が「あっ、つむじ風じゃね!?」と声を上げたので振り向くと、テントが密集していた辺りで風が渦巻いて、レジ袋などが空高く舞い上げられていた。

この日はあちこちでつむじ風の被害があったようだ。
ここではタープがはためく程度で大きな被害はなかったようだが、河原ではたまにそういうことがあるので、ペグダウンはしっかりしておきたいね。

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11:32 買い出しをしないで来ているので、近所の7-11まで歩いていく。 出入りするクルマはひっきりなしで、先輩はずっと交通整理していた。 ラクな仕事じゃないね。

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巾着田という名前の由来は、高麗川が巾着のよう蛇行しているから。
Pと書かれた辺りがキャンプ場になる。

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取水堰。 雨が少なかったから、高麗川の水量は少ないね。

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トイレの先から取水堰の手前までの距離は250mくらいある。 これで河原の石がもう少し平らなら、収容可能なキャンプ客は倍くらいになりそうだけど、先に駐車場のスペースが限界を迎えるだろう。

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昼飯は家から持ってきたフィットチーネとミートソースだ。

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お湯を沸かしている間に、「パストラミポークのポテトサラダ」をアテにノンアルコールビールを飲む。
「キリン 零ICHI」は初めて飲んだけど、ノンアルビール特有の変な後味がない。 これなら全然飲めるね!

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このパスタソースは2食入りで198円。 1食分でレトルトが分かれているのがキャンプで使いやすい。
またソースを温める必要がないのも手間がなくてよい。

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きっかり5分茹でて、湯切りしたらパスタソースを投入して和える。 家で一回食べているので分かっているがとても美味しい。

ノンアルビールは2本目、アサヒのドライゼロ。 こちらは「あー、ノンアルビールね」という感じ。 悪くはないけど「零ICHI」を飲んだあとでは分が悪い。

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汚れた鍋はお湯を沸かして汚れを落とし、ティッシュで拭いておしまい。 帰宅後にちゃんと洗うからこれでいい。

食後のデザートは「チョコモナカジャンボ」。 昼飯を食べている間は保冷剤とロックアイスが入ったクーラーバッグに入れておいたのだが、さすがに少し軟らかくなっていた。

後編へ続く