9泊10日に及んだ北海道ツーリングですが、無事(無事故・無検挙)に帰宅しています。
なにせ長旅だったので、レポートを書くには時間が掛かりますので先に総括を。
まず走行軌跡について。
事前に設定した標準ルートとかなり近いです。
一部を省略した代わりに、計画になかった渡島半島西岸を走ることができました。 大成功と言っていいレベルだと思います。
各日の走行距離は以下の通りです(フェリー航走距離は含まず)。
1日目 - 05:11自宅~17:54仙台港 377km
2日目 - 10:54苫小牧港~留萌~15:54苫前 270km
3日目 - 06:54苫前~音威子府~宗谷岬~15:13浜頓別 415km
4日目 - 07:21浜頓別~斜里~羅臼~野付半島~15:45中標津 502km
5日目 - 06:31中標津~納沙布岬~厚岸~16:22晩成温泉 433km
6日目 - 07:49晩成温泉~襟裳岬~苫小牧~チキウ岬~17:37洞爺湖 390km
7日目 - 06:32洞爺湖~長万部~尾花岬~白神岬~13:46北斗(函館) 379km
8日目 - 06:22函館~11:05大間~七戸~16:25十和田湖 244km
9日目 - 06:48十和田湖~秋田市~13:37酒田 286km
10日目 - 06:38酒田~村上~南魚沼~17:12自宅 442km
合計 3,738km
到着時間はキャンプ場に着いた時間になっています。 その後に買い出しや温泉に行った時間は含まれていません(走行距離には含まれる)。
久々の3千kmオーバーですね。 阿蘇ツーリング以来、ロングツーリングに行けていなかった鬱憤を晴らすことができました。
半日しかなかった2日目や、進みすぎないようにあえて距離を抑えた8,9日目以外は、安定的に300km台後半~500kmを走れています。
キャンプ場にチェックインした時間はすべて18時前であり、けして無理して遅くまで走った訳ではありません。
温泉に入れなかったのは4日目(中標津)、6日目(洞爺湖)、8日目(十和田湖)で、洞爺湖と十和田湖ではキャンプ場に温水シャワーがありました(洞爺湖のみ使用)。
平均燃費は測っていませんが、普段は60km/L近く走るのが50km/Lくらいに落ちている印象です。航続距離が300kmから250kmに落ちているので。巡航速度が60km/h→80km/hにアップしたからでしょう。
走行距離から逆算すると75Lくらいのガソリンを消費しているかな?127円/Lだと9,525円になりますね。
食費は4,000円/日くらい。温泉とか含めると5,000円/日かな。 10日間で5万円か。海鮮丼とか贅沢した日もあるし、お土産などでプラス1万円?
フェリー代は仙台⇒苫小牧が早割で11,000円。函館⇒大間が4,160円。
あ、キャンプ場の料金は無料のところもあったし、平均して500円/泊くらい。8泊したので4,000円。コインランドリーで1,000円。
ガス代1万+生活費6万円+フェリー代1.5万円+キャンプ場4千円+洗濯1千円で、トータル9万円ということになりますね。
たぶん友人Hなら生活費は1/3くらいになると思うので、5万円くらいで収まるのでしょうが。
次にツーリング前に設定していた必達目標(MUST)と努力目標(WANT)の達成状況です。
MUST
○宗谷岬(本土最北端)
○納沙布岬(本土最東端)
✕魹ヶ埼(本州最東端)
○稚内灯台
○宗谷岬灯台
○納沙布岬灯台
○花咲灯台
○落石岬灯台
○襟裳岬灯台
✕魹ヶ埼灯台
○(晴れた)オロロンライン(とオホーツク海沿岸)を走る
✕釧路和商市場で勝手丼を食べる
WANT
○チキウ岬灯台
△常盤軒で音威子府そばを食べる
○厚岸で牡蠣を食う
✕幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばへ行く
◎「道の駅 奥入瀬」で「おたべなさいのあきやま商店」のおじさんに会う
○岩手県、秋田県、山形県のいずれかで2回キャンプする
魹ヶ崎へ行くのを断念したのは、雨天の中を合羽とゴム長靴で往復2時間歩くのは辛いと判断したためです。
また和商市場については、稚内の樺太市場で食べたウニ丼で満足してしまったこともあり、距離を稼ぐことを優先したためです。
「幸福の黄色いハンカチ」については、元々計画に入っていないので万一チャンスがあれば、という程度でした。
この中で唯一、トライしたのに達成できなかったのは、「常盤軒で音威子府そばを食べる」です。
往復140kmかけて寄り道したにも関わらず、「店主不在のため休業中」との張り紙がしてありました。
それでも✕ではなく△なのは、近くの「道の駅 おといねっぷ」の『天北龍』というラーメン屋で音威子府そばを食べたからです。
これが常盤軒と同じ味か否かは分かりません。 都内に食べに行ってこようかな?
個人的に最も嬉しかったのは「あきやま商店」のおじさんと3年ぶりに会えたことです。 お元気そうで何よりでした。
計画になかったもので達成できたのは
ADDITIONAL
○尾花岬(北海道最西端)
○白神岬(北海道最南端)
です。 今回のツーリングで北海道の四端を一気に達成したことになります。
以下、思いついたまま書いてみます。
○天気状況を先読みして、臨機応変に対応できた
厚岸でのキャンプをやめて晩成温泉まで足を伸ばしたのは、西から移動してきていた雨をどこでやり過ごすかを考えました。
結果的に翌朝には雨は通り過ぎていました。
○ロングツーリングでは朝食はコーヒーのみでOK
連日の長距離走行が可能だった理由の一つは、「出発が早かったから」です。
日の出が早いから起きるのが早いというのもありますが、コーヒーだけ飲んで撤収していたというのもあります。
2時間くらい走ったところでコンビニを見つけて朝食という感じでした。 トースト用の魚焼き器も持っていってましたが、必要なかったです。
1泊のキャンプなら朝食もゆっくり楽しみたいですが、ロングツーリングは走ってナンボです。
○夕食後は椅子やハイテーブルは片付けてしまう
朝がコーヒーだけなら、大部分の調理道具は片付けてバイクに仕舞うこともできるので、朝の撤収が少しラクになります。
○スマホの消費電力問題は、節電モードにすることで解決できた
バイクのスターターが苦しそうにすることは無くなりました。
急速充電可能なカーチャージャーに頼り切りで、節電の大切さを忘れていました。
○モバイルバッテリーは20,000mAが2本あれば十分
デジカメは毎晩充電していましたが、20,000mAを1本使い切りませんでした。
もう1本はスマホ用でしたが、節電モードのおかげであまり出番はありませんでした。
△ガス欠1回あり(チャレンジの結果だが)
晩成温泉にたどり着いたときに、既にレッドゾーンを通り過ぎていましたが、次のセルフまでは30km。
行けるだろうと走り出しましたが、10km行ったところでストップ。
予定外の走行だったということもありますが、釧路で給油しておくべきでした。
✕雨が多い時期はダニ対策(防ダニスプレー、虫刺され薬)が必要
北海道では3夜目から雨に降られましたが、夜中から明け方にかけて降る感じで、走行中はほとんど降りませんでした。
とはいえ濡れたテントを仕舞って、また設営をしてということで清潔感には欠けるカタチになります。
それと関係あるのか分かりませんが、前腕部や足首などに無数の虫刺されをやられました。 蚊によるものか、ダニやシラミによるものかは分かりません。
興和株式会社 (2020-04-07T00:00:01Z)
¥385
北杜市のドラッグストアで「ウナコーワクールα」を買いましたが、はじめから持参するべきでした。
ダニなどが発生しているのではないか?という懸念が付きまとうのは精神衛生上もよくありません。
こういうスプレーも購入するべきでした。
帰宅後にテントやシュラフを干したあとに、スプレーしておきました。
✕忘れ物
今回もいくつか忘れ物がありました。
・eTrex用 miniUSBケーブルの予備(用意していたのに家に忘れた)
・防水手袋(今回は冷たい雨に降られることはなかった)
・軍手の片方(十和田湖で忘れた?)
Ministore Direct ()
✕USBシガーソケットアダプターが死んだ(雨によるショート?)
夜のうちに雨が降る可能性があるので、スマホ用給電ケーブル(Type-C)はプラグをシート下のメットインボックスに入れているのですが、雨が強いとボックスの中に入り込んでしまうことがあります。
それでショートでもしたのか、スマホに挿しても充電されなくなってしまいました。
スマホ用給電ケーブルをeTrexに給電しているカーチャージャー(2口)に挿したら充電が始まったので、ケーブルは問題ないようです。 カーチャージャー(QC3.0)内のヒューズが飛んだのかな? でもヒューズ交換できるのかな?
帰宅して数日後、捨てる前にもう一度確認しておこうとカーチャージャーをソケットに挿したら、ちゃんと充電されました。 なんなんだ?
✕eTrex用の給電ケーブルの端子が摩耗して、振動で瞬電するようになった
もう何年も使っているので、そろそろ交換だなとは思っていたのですが。 出発前に交換するべきでした。
おまけに予備のケーブルを忘れてくるし...
バッファロー (2012-05-31T00:00:01Z)
¥346
✕USB Type-Cケーブルの端子をエンジンの熱で溶かした
初日に仙台港まで行く間、バイクのバッテリーを労るために、ウエストバッグに入れたモバイルバッテリー(10,000mA)からスマホへ給電していました。
休憩して再び走り出したときにプラグをスマホに挿すのを忘れたのでしょう。 プラグがエンジンに当たって樹脂部が変形してしまいました。
まだ機能したのでそのまま最後まで使いましたが、さすがにお役御免です。