評判悪いホンダ倉石副社長&マツダ藤原副社長の共通点と相違点を考察してみます | 自動車評論家 国沢光宏
そして社長より強い権限を持っているように見える。これもステイクホルダーによれば「人事権を持ってるんです。逆らうと飛ばされるから誰も正面から異論をぶつけられない」。そして周囲を支持者(皆さん太鼓持ちという辛辣な言葉を使うが、私はジェントルな表現とします)で固めているという。2人の共通点で決定的なのは「人の意見を全く聞かない」こと。自分は正しいと信じている?
相違点は、アメリカと中国に対する姿勢。倉石副社長は社内で「中国人」と呼ばれているくらい中国を重視しているそうな。同時に社内で倉石副社長より強い発言力を持つアメリカ閥について言えばフリーハンドを許してます。つまりアメリカは独自路線。中国についちゃホンダ全体で取り組んでいるといってよい。そしてアメリカと中国で好調なので全体の数字も悪くない。
伊藤社長の退任時期も「ゴマすりヤクザ」が話題になりましたが、青山は伏魔殿ですな。