さて、いよいよGWに突入する訳だが、昨年同様にツーリングへ行く環境としては厳しい状況だ。
政府、都道府県からは、新型コロナの感染防止の観点から「人流を止める」ために、「不要不急の外出を控える」「県またぎの移動自粛」が要請されている。 これは緊急事態宣言が出ていない地域でも同様だ。
一方で、この一年間で「感染リスクの高い行動」と「リスクの低い行動」が分かってきたのも確かだ。
これまでのキャンプツーリングの記事を見てもらえば分かるように、「バイクで移動して観光地は避け、ソロキャンプをする」「人と接触するのはスーパーやコンビニのレジと、キャンプ場や温泉の受付くらい」だと、自宅で生活するのと「人との接触機会」は大差ない。
それでも「自覚症状なしで感染を広げたらどうするんだ！？」と非難する人はいるだろう。
「みんなが（オレが）我慢しているんだから、おまえも我慢しろ」という同調圧力強めな人もいるかもしれない。
もし新型コロナに感染したなら、職場にも届けなければならないし、行動調査でツーリングに行っていたことが問題になるかもしれない。
社会的信用がある程度毀損するのは避けられないだろう。
それらのリスクを踏まえた上で、今年のGWはツーリングに行くことにした。
大きな理由は、以前にも書いたが吉郎（柴犬、14.5歳）の健康状態だ。
夜の徘徊、夜鳴き、排泄トラブルなど、ここ半年間でみても急速に衰えが目立ってきている。
正直、現在の状態でも一週間以上も家を空けて、嫁にワンオペを強いるのは大変心苦しい。
だがこの機会を逃せば、吉郎が死ぬまでの数年間、長期のツーリングへは行けなくなるだろう。
第二次北海道遠征も当分はない。
自分自身も50代の老骨の身であり、これから先は毎年衰える一方だ。
毎日300km走ってキャンプする生活を一週間以上続けることがいつまでできるのか？
2，3年後にロングツーリングに行ける環境になったとしても、もうその気力も体力もないかもしれない。
自分にとっては今回のツーリングは「不要」でも「不急」でもないのだ。
あくまで個人的な理由であり大義があるわけでもないが、他人に理解してもらう必要もない。 手前勝手な論理を振りかざしている自覚もある。
何かあったら自分のケツは自分で拭くしかないのだし、やるべきことをしっかりやって無事にこのツーリングを終わらせたいと思う。
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で、どこへ行くのかだが、しばらく遠出ができなくなるので、やっぱり九州へ行きたい。 それもまだ1回しかキャンプをしていない佐賀県を目的地とすることにした。
往復ともフェリーは使わずにオールキャンプ泊の旅だ。
無駄に蛇行しているのは、まだ走ったことのない市町村区を走るためだが、進捗に応じて最短コースに切り替えるなど、柔軟に対応したい。
問題となるのはキャンプ場だ。 それ以前から動きはあったものの、3回目の緊急事態宣言からキャンプ場の閉鎖情報が増えてきた。
1泊目 宇賀渓キャンプ場（三重県いなべ市） 電話済（先着順） ※予定
2泊目 トム・ソーヤー冒険村（岡山県美作市） 予約済
3泊目 聖湖キャンプ場（広島県北広島町） 電話済（フリー）
4泊目 八丁キャンプ場（佐賀県小城市） 予約済
5泊目 仲山城跡キャンプ場（宮崎県高千穂町） 予約済
6泊目 笠戸島家族旅行村（山口県下松市） 予約済
7泊目 四国三郎の郷（徳島県美馬市） 予約済
8泊目 芸濃町錫杖湖畔キャンプ場（三重県津市） ※未定
とりあえず上記のキャンプ場で予約できるところは確保できた。
1泊目と3泊目は先着順なので予約ができない。 特に宇賀渓は到着が遅くなると入れないという可能性もあるので、できるだけ16時には着けるようにしたい。
聖湖は以前にキャンプをしたことがある。 とても広いキャンプ場なので、あまり心配はしていない。
初期の計画では2泊目は岡山県ではなく鳥取県の予定だったのだが、どこのキャンプ場も埋まっていて断念した。 鳥取県はキャンプ場が少ないんだよね。
6泊目の山口県は陸奥野営場にするつもりだったが「猪が出るので休止中」とのこと。
いったんは本土側の日積キャンプ場にして電話で了承を取り付けたのだが、この記事を上げてからしばらくして柳井市役所から電話が掛かってきて、「やっぱり緊急事態宣言地域からはお断り」とのこと。 「埼玉県は緊急事態宣言地域ではない」と抗弁したところで許可権限は向こうにあるので大人しく了承した。
最悪、バカ高い山口県立片添ヶ浜海浜公園オートキャンプ場という選択肢も考えたが、笠戸島家族旅行村の予約を取り付けて事なきを得た。
7泊目も香川県の男木島灯台キャンプ場を予定していたが、新型コロナで休止中で断念。 だったら無理して瀬戸内まで行く必要もないので、徳島県の四国三郎の郷に泊まることにした。
最終の8泊目は生駒山麓公園を予約したのだが、これまた4/29～5/11まで公園全体が休園することになってしまってキャンセルに。
1泊目の宇賀渓が泊まれなくて滋賀県などに泊まることになった場合は、8泊目に三重県のどこかのキャンプ場に泊まることにする。 白子港緑地で野宿したっていい。
1泊目に三重県に泊まれたら、愛知県などに泊まるかもしれない。 この辺りは流れに任せて判断する。
風呂や買い出しポイントなどの調査はこれからだが、天候がどうなろうとも決行する予定。