魹ヶ崎ツーリング(2日目・遠野編)

2021年 8月 7日(土)

おはようございます。

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今朝は5時に起きるつもりだったのだが、昨日の疲れが溜まっていて30分寝坊した。 無理もない。

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おにぎり1個食べて、すぐに撤収開始。 奥の3人組は昨夜0時くらいまで話し声が聞こえていたが、騒いでいるというほどではなかったし、朝も意外と早起きで普通に挨拶をした。

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昨日は写真を撮っていなかったが、炊事場はキャンプファイヤー場を囲むように設置されている。 水道の水質にも問題はなかった。

長沼フートピア公園の駐車場は朝6時に開門される。 それに合わせて出発するつもりだったが、起きるのが遅れたので出発も 06:35になってしまった。 まあでも許容範囲のはずだ。

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県道1号線で登米市街へ行き、県道200号線~190号線とつないで北上していく。 交通量の少ない朝の田園地帯は清々しい。

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07:00 県道239号線にぶつかって右折する。 花藤橋の下をくぐる。

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いちおう県道のはずだが、この先は通り抜けられるのかな? ちょっと不安になる。

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県道239号線は北上川の西岸にへばりつくようにして進む。 対向車が来なくて助かった。
クルマでこんな道に案内されたら泣いちゃうな。

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07:08 県道21号線で北上川橋を渡って、今度は県道189号線で東岸を北上していく。

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あの大きな橋は北上大橋というらしい。
07:17 R284にぶつかって右折する。

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07:29 JR大船渡線 千厩駅を過ぎたところで左折。 踏切を渡って駒場交流公園の脇を通って東磐井広域農道で北上を続ける。

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途中で遅いトラックを先頭としたトレインに追いつく。 そのトラックが右折したので、やれやれとこちらはまっすぐ行く。

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07:39 R343にぶつかって右折したのだが、さっきトラックが右折した道がショートカットのルートだったようで、再び遅いトラックの後ろになってしまった。
やがてトラックは外れていったが、R343は峠に向けた上り坂になったが、登坂車線などないので大人しく営業バンの後ろに付いて上っていく。

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07:55 峠の最高地点は市堺よりも手前の笹ノ田トンネルだったので、少し変な感じがした。
R343笹ノ田峠は冬季に凍結で通行止めになることもあるようで、道沿いには新笹ノ田トンネル建設要望の看板が立っていた。

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07:56 陸前高田市に入ると、下標示合橋、ハタゴロバ橋、笹ノ田大橋の3橋から成るループ橋を通過する。 R140の雷電廿六木橋にちょっと似ている。

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08:12 R340にぶつかって左折する。 交通量はそこそこある。 ここを右折すれば海まであと数kmだが、今回は海岸線を走らずに北上山地を北上するのがテーマなのだ。

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08:23 R340は住田町に入ったあと、R107にぶつかって左折する。 3kmほどの重複区間で分かれてR340はさらに北上していく。
08:36 有住集落を過ぎるとR340はさらに勾配が急になってくる。 だが道自体はとても良い。

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08:42 赤羽根トンネルが現れた。 標高自体は400mと大したことがないのだが、よくこんな山の中に作ったもんだな。

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だがもっと驚いたのは、トンネルを抜けた先だった。 あれだけ上ったのだから急な下り坂があると思うのだが、そこにはのどかな田園地帯が広がっていた。
ここが北上高地の中南部に位置する遠野市だ。 

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08:45 遠野住田I.C.を過ぎてR340から市道へ逸れる。 JR釜石線 岩手上郷駅の南側で踏切を渡り、猫川を渡って北上する。

柳田國男の『遠野物語』は読んだことがないが、遠野には一度来てみたいと思っていた。
勝手なイメージだが、宮沢賢治のいうイーハトーブ(理想郷)みたいなところなんじゃないかと勝手に想っていた。

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わずか数十分、バイクで通過しただけでは何も分からないが、どこを切り取っても絵になる「美しい村」(市制だけど)という印象を強くした。
住むのはなかなか大変だと思うけど、外国人から「美しい日本の原風景が見たい」と言われたら「遠野へ行け」ということにしよう。 それくらいのインパクトがあった。

とはいえ先を急ぐ旅の身の上。 いつか遠野でのんびりキャンプをしてみたいね。
08:52 県道35号線ぶつかって右折する。

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遠野から釜石へ抜けるメインルートはR283だろうが、バイパスの仙人峠道路は自動車専用道路なので原付は走れない。 R283現道はかつて仙人有料道路として建設されたものだが、それでも仙人峠は難所と呼ばれるものだったようだ。 この辺りは「峠物語 仙人峠の変遷」に詳しい。
県道35号線も道幅は狭いが、R283が事故で通行止めになった場合の代替ルートとしての役割があるのだろう。

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09:03 本日の行程の最高地点である笛吹峠(標高808m)を通過。 釜石市に入る。

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09:30 R45まで下って左折する。 すぐに 7-11かまいし片岸店があったので立ち寄る。 まだ朝飯を食ってないのだ。
暑くなってきたのでアイスコーヒーとBLTサンド。 ついでに魹ヶ崎への飲み物(ペットボトル2本)と行動食を購入する。

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09:54 出発する。 やはり海岸線は気持ちがいい。 が、右手前方に張り出した半島は、海からの湿った空気で雲がモクモクしているが大丈夫かな?

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山田漁港は防潮堤で囲われていて海が見えない。

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10:19 右折してR45から離れ、県道41号線を重茂半島方向へ。

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高台寄りに県道41号線の新道(バイパス)が作られているのでそれを進む。 このまま行けちゃうのかな?

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10:22 なんて甘いことはないわけで、この先は急に細い山道になる。

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工事中の区間もあるがまだ序の口。 天ヶ森の峠を越える。

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10:33 山田町から宮古市に入ったところの入り江に集落があった。 ちょっとホッとする。

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10:38 それもつかの間、アスファルトがぶっちぎれて、山側を削り込んで砂利道で迂回している工事現場を通過。 直後に対向車とすれ違う。 気を引き締めよう。

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10:40 寒風峠を通過。 この先、ずっとこんな感じなのかな?

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10:43 と思ったら、そこそこ大きな集落(石浜、千鶏)が現れる。 住んでいるのは漁業関係者だろうが、R45に出るのは大変だろう。 

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山側に新道を通しているのは津波対策なのだろう。 この高さまで避難すれば安全なのかな?

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10:49 ここを右折すると姉吉キャンプ場方向だが、降りていくと途中にそこそこ民家があって驚いた。

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10:52 姉吉キャンプ場は東日本大震災で被災したあと再建されたが、デイキャンプのみで宿泊はできない。
まあ「こんな僻地で泊まりのキャンプをしようとは思わない」というのが正直な印象だ。

魹ヶ崎への道編へ続く