魹ヶ崎ツーリング(2日目・宮古魚菜市場編)

バイクのところに戻り出発準備をしていたら、バイク乗り風の男性から「魹ヶ崎まで行けますか?」と訊かれた。 ちゃんと準備は整えているようだったので、「入り口は工事していますが、問題なく行けますよ」と答える。
13:28 出発する。

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13:34 姉崎の入り口まで戻ってきた。 よくみるとバス停がある。 山田町からではなく、宮古方面から来るバスだろう。
自分も県道41号線を宮古へ向かって走り出す。

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多少は狭かったり、ところどころ崩落の修復工事をしている箇所もあった。

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だが山田町からの道に比べたら何の不安もない道だ。
ペースも上がるが、何台かは対向車とすれ違ったので油断は禁物。

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13:44 重茂漁港付近でも山側に新道ができていた。

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13:50 谷を渡る橋の先には重茂トンネル。 開通したのは2019年 3月11日だというから2年前だ。
この辺りが標高178mでいちばん高い。

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13:56 R45に右折する。 右手は津軽石川河口にある水門。 狭い入り江なので津波が直撃することはないのだろうが、津波が川を遡上するのを防ぐのだろう。

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宮古市街に来たのは買い出しのためだが、その前に銭湯で汗を流したい。
14:15 旭湯に到着。 銭湯なのでボディシャンプーなどの備え付けはなし。 湯船は熱そうだったので、ひたすら蛇口のお湯を被ってさっぱりする。

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14:41 宮古市魚菜市場に到着。 わざわざ宮古まで来たのはここに来たいがためだった。

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焼津のさかなセンターや白浜のとれとれ市場などを想像すると肩透かしを食らう。
あくまで地元民の台所。 それでもかつてはもっと店舗数も多かったに違いない。

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海鮮丼のお店もあるが、15時近いのでパス。

宮古市魚菜市場に来た理由はひとえに「塩水うに」が目的だ。 牛乳瓶に生うにと塩水を詰めて売っている。
生まれ育った下関はアルコールや塩漬けにしたうにを瓶詰めにした発祥の地だが、自分はそれが苦手だった。
うに自体は好きだったので、小さい頃は実家近くの海岸(岩場)でムラサキウニやバフンウニを獲って食べたものだ。

「塩水うに」は以前に別のところから通販で取り寄せてみたのだが、味はイマイチだった。
やはり本場の本物を食べてみなければ良し悪しを判断できない。

宮古市魚菜市場内には近代的なスーパーも併設されているので、惣菜やビール、氷なども購入できる。

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15:11 キャンプ場に向けて出発する。 今日のキャンプ場は釜石なのだが、宮古からだと50kmくらいある。 宮古周辺のキャンプ場は満員で取れなかったのだ。

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15:42 ふっと左手の草原に茶色い物体が2つあったので慌ててシャッターを切る。 鹿のつがいだったようだ。 夜間走行で飛び出してきたら怖いね。

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15:44 やっと山田町側の県道41号線の入り口に戻ってきた。
15:49 陸中山田駅近くのENEOSセルフ山田町中央SSで給油する。

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走り出したが、疲れもあって眠くなってきた。
16:14 たまらずローソン大槌バイパス店にピットイン。 からあげクンの徳島すだち味と台湾アイスティーでリフレッシュ。

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釜石市に入り、鵜住居でR45から左折。 ラグビーワールドカップ2019でも使われた釜石鵜住居復興スタジアムの横を通過する。

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16:36 「根浜シーサイドオートキャンプ場」に到着。
キャンプ場の受付はここでいいんだよね?

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すぐ前が海水浴場なので、レストハウスは温水シャワーを借りる利用客でごった返している。
キャンプ場の受付も建物の中なのだが、土足厳禁なので(海水浴客も使う)サンダルに履き替えなければならない...
そもそもWeb予約で住所や氏名を記入しているのに、なぜ受付で手書きの申込書を書かねばならないのか理解に苦しむ。

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レストハウスの横にはラグビーの練習グラウンド。

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付近の施設の案内図

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オートキャンプ場の案内図と注意書き。 普段なら絶対に使わない類のキャンプ場だが、お盆休みの緊急避難として仕方なく。

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今日の日没は18:39。

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ここまでしっかりした(舗装された駐車スペースがある)サイトは久しぶりだな。
当然ながら周りはファミリーオートキャンパーばかりで、バイク(しかもソロ)は自分だけ。
若い頃なら心理的に耐えられなかったかもしれないが、歳を取ると面の皮が厚くなって平気だ。

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17:30 鶏の唐揚げと冷奴で宴会スタート。

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18:14 お次は豚バラ生姜焼き弁当。 もうこれでおしまい?

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18:50 つまみ代わりにおかず部分を先に食べる。 だがこの弁当で本当に必要だったのは白飯の方だ(ご飯だけ売ってなかった)。 これを使ってうに丼を作るのだ。
塩水うには瓶が邪魔になるので、平角容器に入ったものを購入した。

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塩水をよく切ったうにをご飯の上に盛り付け、わさび醤油を回しかける。
まぐろの切り落としと一緒に掻き込む。 これぞ生うに! 臭みなどはまったくない。 自分で獲ってきて食べたうにに一番近い味がした。

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19時を過ぎて片付けてテントに入る。
ここまではなんとか天気が持ってくれたが、明日からは下り坂になるようだ。
だがツーリングの目的自体は既に達成してしまったので、このあと雨が続いたとしても問題はない。


本日の走行距離 280km+徒歩8.4km
Google Earth用KMZファイル(登米市~釜石市) → 20210807.kmz