Teamsで使えるカフボタン

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職場では Teamsを使っている。
基本マイクはミュートしていて発言するときだけ ONにするのだが、そのたびにマウスで画面のボタンを操作するのが面倒だった。

ショートカットキー(Ctrl+Shift+M)でもマイクのON/OFFは可能だが、キーボードに手を伸ばすだけでなく両手を使わなければならないのが不便だ。

ビデオ会議中はキーを押している間だけミュート解除 ~「Microsoft Teams」で実験開始 - 窓の杜

そこで米Microsoftは12月10日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Teams」にキーの押し下げ中だけミュートを解除する機能を試験導入したと発表した。ミーティング中に音声をミュートにした状態で[Ctrl]+[Space]キー(Windowsの場合)を押すと、キーを押し下げている間だけ音声のミュートが解除される。

これこそまさに自分が求めていた機能。
あとはショートカットキーを割り当てられる 1keyの USBキーボードがあれば、やりたいことが出来そうだ。

すぐに発送可能だったので注文したのがコレ。 値段は高め(普通のキーボードが買える)だが仕方ない。

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パッケージ。

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内容物。 銀色のは設定用プログラムが入っている USBメモリ。
説明書はカード大で、おもては中国語。

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裏面は英語だが、細かい文字がびっしり書いてあって読めない。


得体のしれない USBメモリを PCに挿すのは気持ち悪いが仕方ない。
X260に挿してみたが「フォーマットしますか?」と聞かれるだけでアクセスできない。
壊れているのか、そもそも未書き込みの USBメモリを同梱したのか?

説明書の中国語が書いてある方に「http://8.210.3.182:9999/」というアドレスがあったのでアクセスしてみる。

1key_01.jpg

中国語オンリーのページが現れた。
読めないけれど、左上のリンクをクリックすると「解压后打开设置软件对照键位图改键.zip」というファイルがダウンロードされた。

1key_02.jpg

ZIPファイルを解凍してみたが、ファイル名が文字化けしている?
exeファイルを実行すると「Qt5のライブラリが見つからない」とか言われる。
すべてのファイルとフォルダーの名前からアタマの「ス簷ケコェノ靹テネ晴カヤユユシ・サヘシクトシ・」を削除してみたら、exeファイルが実行できた。

1key_03.jpg

表示されたウインドウはやっぱり中国語。 右上の「設置」ボタンをクリックする。

1key_04.jpg

「English」を選んで「確定」ボタンをクリックする。

1key_05.jpg

「プログラムを再起動しろ」というので、ウインドウ右上の「☓」ボタンでいったん終了。

1key_06.jpg

再びexeファイルを実行すると、ちゃんと英語表記になった。
それはいいが、購入したキーボードは 1key。 ウインドウに表示されているのは 10key。
左上の「KEY1」でいいのかな?

1key_07.jpg

正解は解凍したファイルの中の唯一の画像(jpg)ファイルに書いてある。
1keyのキーボードの場合は「KEY2」が対応するらしい。

1key_08.jpg

ここまでくればあとは簡単。
「KEY2」をクリックして、「Ctrl」と「Space」を順にクリックして、「Download」ボタンをクリックすると 1keyボードに設定が書き込まれる。

X260にインストールしてある Teamsで試してみたが、ミュート状態から1keyを押している間はマイクが ONになった。
ラジオなんかでよく「カフを上げるのを忘れた」というが、カフボタンが完成だ。
ボタンを押している間だけ通話できるという意味では、トランシーバーの通話ボタンと言った方が正確かもしれない。

注意点としては、Teamsのウインドウで「ビデオ」など他のボタンにフォーカスがある状態でこのカフボタンを押すと、フォーカスがあるボタンもトグル操作されてしまうようだ。
回避方法としては、ビデオのON/OFFなどをしたあと最後にマウスでマイクをミュートにすれば、そこにフォーカスが残るので問題なくカフボタンが使える。