日野自の性能試験不正はディーゼルの環境対応の限界か

ディーゼル不正のリコール対応は「不正と同じことするしか…」日野自の性能試験不正に困惑の声 | 乗りものニュース

試験は実走と、走行をもとにした推定値から、出荷時0kmと45万km走行後の排ガスを比較し、規制値内に収まっているかどうかを調べます。そのため結果を得られるまでには数か月が必要です。不正は、この長い試験期間中に検査員が「規制値に適合しない可能性を認識」し、「排出ガス後処理装置の第2マフラーを途中で交換し試験を継続」したというもので、いわば途中退出の身代わり受験でした。

検査員あるいは検査部門の独断ということはないんじゃない?
開発プロジェクトのトップが知らなかったなら、それはそれで大問題だけど。

VWのようにディフィートデバイスを積んだ訳ではないけど、規制値に適合しない商品を市場に出したという点では同じことだよね。
2015年に「日本メーカーで不正あり得ない」と自工会の会長が言ってたけど、業界トップ企業の子会社が手を染めたというのは罪深いね。
ユーザーが集団訴訟で損害賠償請求したら負けちゃうね。

尿素フリーに固執したことが遠因か? 排ガスレベル未達が誇り高きエンジニア達を狂わせた!! 【日野自動車不正問題】 - 自動車情報誌「ベストカー」

日野のエンジニアは、非常に頭がよく真面目な人が多い。自分たちが確立した技術に誇りを持っているはずで、それは素晴らしいことである。
 
HC-SCRは立派な賞までもらっている優れた技術であり、尿素SCRには真似できないメリットもある……。しかし、その誇りがいつしか驕りになり、できないことまでできると過信して、切羽詰まってしまい、耐久劣化試験中の触媒コンバーターごと交換してしまった、そんな絵が見えてくるのである。
 
エンジニア主導のメーカーだから、なかなか他部署の人間が口をはさめない空気があり、エンジニアもプライドがあるから「無理」とは言えない。

それは「真面目なエンジニア」ではないよね。 人情として分からんでもないけど。
トヨタ系販売店での車検不正問題もそうだけど、どうも問題を打ち上げることができない風土があるのかな、トヨタの関連会社は。