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12:53 枕崎市へ入る。 前方はるかに開聞岳が見えてきた。

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一般的には「鹿児島=桜島」というイメージなのかもしれないが、自分としては開聞岳を見て初めて「鹿児島まで来たなあ」と思う。

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走るうちにだんだんと大きくなってくるのが嬉しいね。
本当ならJR指宿枕崎線枕崎駅とか見て回りたかったのだが、気が急いているのでまた今度。

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13:23 「さつま白波」でおなじみの薩摩酒造 頴娃(えい)蒸溜所。 「えい」って地名なんだけど、読めないよね。

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開聞岳は海にせり出すように突き出ているが、地図を見ると海岸線に道路がある。
以前からそこを走り抜けてみたいと考えていた。

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13:33 R226から右折する。

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しばらく走ると右手が開けてくるが、海から高さがあるので海岸は見えない。

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沖に見えるのは佐多岬だろう。

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13:46 急に路面が悪くなった。

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13:47 悪路区間は100mほどだったが、前方に道路を遮るように停まっているクルマが。
どうやら Uターンをしようとしているようだ。

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戻ってきたクルマのドライバーさん曰く、「トンネルの向こう側が閉まっていて通り抜けられない」。
念のために行ってみる。 トンネルの長さは 20mほどで本来なら向こう側が見えるはずだが、板が張ってあって閉鎖されているようだ。

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トンネルの場所は開聞山麓自然公園の西側。 GoogleMapsは通れると言っているのだが...

確かにストリートビューのクルマは通り抜けているようだ。
粘っても仕方がないので諦めて引き返す。

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先ほどの悪路区間に山側へ分岐する道があった。 もしかしてこの道を行けばあのトンネルの向こう側へ行けるのだろうか?

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いや、これは行ったらドツボにはまるパターンだと思う。 諦めが肝心だろう。

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すぐには R226には戻らずに、開聞岳を時計回りに回っていく。

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14:02 おお、かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場だ。 嵐の夜にビバークさせてもらったことがある。
ムーンライト3のポールが 1本曲がっているのはそのときの風によるもので、後にも先にもあれほどの悪天候の中でキャンプをしたことはない。
それにしても利用者が多いな...

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「もしかしたらキャンプ場がいっぱいかも」と心がザワついたので、山川港へ急ぐ。

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14:21 フェリーなんきゅうのターミナルに到着。 14時発の便が行ったばかりなので駐車場はガラガラだ。
あのトンネルが通れていたら14時の便に間に合ったと思うが、元々16時の便に乗る計画なので早く着き過ぎただけで乗り遅れたわけではない。

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まだ次の便までかなり時間があるが、誘導係のおじさんが「時間までバイクを置いていくならチケットを販売する」というので売ってもらう。 「やっぱり乗るのを止めた」とかいうバイク乗りが多いのだろう。
昼飯をまだ食べていないので腹が減ったな。

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「どこかに昼飯を食べられるところはないか?」とおじさんに聞いたら、手前にあった道の駅で食べられるという。
バイクを置いて歩いて道の駅へ向かう。

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14:32 「道の駅 山川港 活お海道」というらしい。

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食堂の営業は 15時まで。 ちょうどよかったのかもしれない。
ツーリング中の食事は 7-11かマクドナルドばかりなので、こういうところで食事をするのは久しぶりだ。

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山川刺身定食にノンアルビール。 カドがピンっと立った活きが良い刺身と、かなり甘めの刺身醤油がよく合う。
これは食べるべきだね。

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食後に道の駅の売店に行ったら、刺身醤油の小ボトルが売っていたので自宅用に購入する。


フェリーなんきゅう編へ続く