つがキャンプ(前編)

2022年 9月16日(金)

有休消化もしなければならないし、2泊3日でツーリングの計画を立てているのだが、このところ金曜日から日曜日にかけて天気が悪い週末が続いている。
今週末も台風14号の影響で日曜日は天気が良くないようだ。

そもそも9/17(土)~19(月)と9/23(金)~25(日)は世間的には 3連休だ。
例によって無駄にキャンプ場が混むのだろうし、そういう時期にキャンプに行きたくない。
とはいえそれでは9月はキャンプなしになってしまう。

そこで金曜日に有休を取って、1泊でキャンプに行くことにした。
行き先はいろいろ考えたが、2017年以来キャンプをしていない栃木県に決定した。

DSC01745.jpg

出勤する嫁を送り出したあと、09:29に出発して R407を北上する。
いつものようにマイマップで作成したルートをGoogleMapsに表示させて走り出すが、気づくと画面が消えてしまう。
画面をオンにしたままにする」の起動を忘れたのかな?と思ったが、ちゃんとアプリは起動している。
よくよく考えると、前回のキャンプOppoに機種変する前日だった。 これが Oppoとの初ツーリングなわけだ。

10:05 高坂のカインズホームの駐車場に入って確認するもダメそうだったので「Wakey: Keep your screen on」というアプリを入れて作動確認。
ちゃんと画面を点灯し続けてくれることを確認して再出発。 約5分間のロスだが、スマホが新しくなるとよくあることだ。

DSC01746.jpg

10:16 新宿小(南)交差点を左折する。 昔はR254のアンダーパスから先は県道27号線だったのだが、今はこの交差点までR407になっているらしい。

国道407号 - Wikipedia

それぞれの歴史的経緯が異なるほか、また熊谷入間線だけの区間に関しても東松山市を境に古来の経緯は異なる。北側では古くから中山道の近道的な存在という位置づけであり、熊谷から川越街道経由で江戸に向かう道を成していた。そのためか過去には、東松山バイパスは熊谷方面は国道254号の川越方面へ乗り入れるような構造となっていた時期もあり、入間方面に向かうためには国道407号沿いに進行するより、途中で埼玉県道27号東松山鴻巣線バイパスを経由する方が近くなっていた。この県道バイパスが東松山バイパスの入間方面に直結していたが、現在は県道バイパスと東松山バイパスがそれぞれ入れ替わった。

逆にR407だった区間が県道27号線になったのね。

R407は地元を走る国道で馴染みがあるが、実はツーリングで走ることは少ない。 せいぜい日高-坂戸間くらいだ。
関越方面へ行くならR17上武道路、上信越ならR254、東北だったら新R4と固定化されているので、R407を使って北上するのは足利市へ行くときというピンポイントな用途に限定されている。
走り慣れていないので、逆に新鮮な感じすらある。

DSC01748.jpg

と、そんなことを考えながら走っていたらミスコース。
「右に逸れていく道があるなあ」と分岐を通過したら、そっちがルートだった。
10:27 東平(北)交差点で右折して県道257号線へ。 R407とは微妙な角度で並走するが、北へ行くほど乖離していく。

DSC01749.jpg

10:31 広域農道「みどりの道」にぶつかって左折。 7-11 大里屈戸店の手前を右折してまた県道257号線に復帰する。

DSC01752.jpg

10:35 久下橋で荒川を渡る。 今回馴染みのない道を通ってきたのは、この橋を渡るためだった。
一本下流側にある大芦橋もまだ渡ったことがないので、次の機会に渡りたい。

DSC01758.jpg

R17現道と秩父鉄道を踏み越えて行田市へ。
行田市と言われても他県民にはピンとこないかもしれない。 実は大半の埼玉県民もピンときていないのだが、『のぼうの城』の忍城があったところだ。
いまは水田が広がるこの辺りも、当時は湿地帯だったのだろうか。
幕末まであった忍藩岩槻藩とともに埼玉県の主要な構成地域になったというから重要な地域だったのだろう。

DSC01760.jpg

10:57 普通ならR122の昭和橋で利根川を渡るところだが、久しぶりなので利根大堰を渡ってみよう。

DSC01762.jpg

群馬県側で道路工事のため片側交互通行となっており、利根大堰の上で長時間停車させられた。
徒歩でもなければ利根川の真ん中でゆっくり眺められる機会はないので、いい機会だった。

DSC01764.jpg

11:35 館林市でダノン城沼アリーナ (城沼総合体育館)の前を通過。
なぜここを通ったか、というのはこれから立ち寄るところと関係がある。

DSC01770.jpg

ダノン城沼アリーナから 6kmくらい走って、渡良瀬川の南岸に着いた。

DSC01771.jpg

11:46 ナビの案内だとココらしい。 とりあえずバイクを停めて階段を登ってみる。

DSC01772.jpg

堤防の上に上がると「渡良瀬川河川敷 青少年ひろば」が見えた。 画面中央から手前のエリアがキャンプ場だ。
草刈りはしてあるが、キャンプ場というより放牧場という感じだね。
ここの利用許可を取るのが先ほど前を通った「ダノン城沼アリーナ」なのだ。

DSC01774.jpg

西か東へ行けば、堤防の上の道路への上がり口があるらしい。

DSC01775.jpg

階段の真ん中のスロープをバイクで登るのはやめたほうがいいね。

DSC01778.jpg

12:01 県道57号線から 11号線へ左折する。 R50を踏み越えてからは 4車線の太い道になる。
交通量は多いが流れは悪くない。 そのまま県道309号線となって栃木市を時計回りに迂回する。

12:30 「栃木温泉 湯楽の里」を通り過ぎて、県道3号線へ左折する。
このまま行くとあと 30分くらいで着いてしまう。 日差しも強いし、日陰がなければ早くテントを張っても蒸し風呂だ。

DSC01780.jpg

12:33 7-11 栃木都賀合戦場店が見えたのでピットイン。 合戦場とは面白い地名だが、近くには東武日光線の合戦場駅もある。
グリル一平監修 オムハイシ(語字ではない)を食べてみる。 普通に美味しいオムライス(褒め言葉)だった。

DSC01784.jpg

結局大した時間稼ぎにもならず、12:54に つがスポーツ公園の管理棟に到着した。

受付で「予約してませんけどキャンプをしたいんですが」というと、管理人さんが予約表を見ながら『うーん、ダメかもなあ』というのでエッ!?となる。 平日なのにそんなに利用者が多いのか?
『あ、でも明日は 10時からだから大丈夫か』という。 おそらく明日は何かイベントがあって満員なのだろう。
「明日は 8時までには出発しますので」というと、『だったら大丈夫か』と認めてくれた。

IMG20220918124007.jpg

サイト番号が書かれた紙を渡してくれて、『No.1とNo.6、No.10は先客がいるのでそれ以外を選んで』という。
距離が取れそうなNo.7を選ぶ。
利用料は無料である。

DSC01785.jpg

薄汚れた場内の案内板。 キャンプ場は反対側の端にあるらしい。

DSC01786.jpg

この道をまっすぐ行けばいいのか。 路駐しているクルマが多いが、そういうものかね。

DSC01787.jpg

この辺りがそうかな?

DSC01788.jpg

水場(炊事場とは呼べない)がある。 後ろのU字溝に「7」とペイントしてある。
そういえば『コンクリに番号が書いてある』と言っていたが、アレのことか?

DSC01789.jpg

受付でくれた紙には隣に駐車場が表記されていたが、木が生えているだけだ。 とりあえずバイクを路肩に停めて荷降ろしをする。

DSC01790.jpg

受付では先客が 3組ということだったが、1組しかいないようだ。
日差しが強いので木陰に設営したいが、地面には小石が散らばっていてあまりコンディションがよろしくない。
13:25 それでもなんとか設営を完了した。 温泉と買い出しに行かなければならないが、まだ時間が早いのでテント内で1時間ほど仮眠をする。

DSC01791.jpg

14:21 出発する。 この付近の温泉は、来る途中に通った「湯楽の里」と、北側にある「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」がある。
距離的には「いきいき夢ロマン」の方が近いのでそちらへ。 6分ほどで到着。
お値段は 850円と少々高めだが、ちゃんとした温泉のようでいい湯だった。

DSC01792.jpg

15:06 「スーパーオータニ 西方店」で買い出し。 建物は大きいが品揃えはイマイチ。 でもスーパーはローカルな方がいい。
水道はあったものの水質が心配だったので「いろはす」を 1本買っていく。

後編へ続く