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13:54 田之浜から宮野浦までの R378は岸壁にへばりつくようにして走る。
海面からは 5m以上高いところを走っているけれど、波が高いときには走りたくないね。

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14:02 大早津海水浴場(あけはまーれ)を通過。 近くの山には「あけはまオートキャンプ場 きゃんぱ」もあるようだ。
今は閑散としているが、夏休みは賑わうのだろうか?

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14:16 俵津玉津トンネルに突入。 俵津と玉津の集落を結んでいるからその名なんだね。
このトンネルを抜けると宇和島市だ。 本日最初の未踏自治体である。

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本来なら県道273号線へ進んで大良埼灯台の方まで行ってみたかったが、そろそろ時間が気になる。
愛媛県最後の未踏自治体となる松野町にも寄りたかったが、これはまた来年だな。
ここからはナビをセットして最速で行こう。 そのまま R378を進み、14:27 R56に復帰する。

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14:36 宇和島北ICから 松山自動車道(宇和島道路)に乗る。 宇和島道路は無料である。

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14:58 終点の津島岩松ICで宇和島道路を降りて R56に三たび合流する。
由良半島にも行きたいが、次回の宿題とする。
15:06 愛南町に入る。

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15:07 本日の野営地である須ノ川公園を素通りする。 明日距離を稼ぐために、今日のうちに訪問しておきたいところがあるのだ。

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愛南町内の R56を走っていると目に入る「愛南市場食堂」の看板。 魚が美味いんだろうなぁ。

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15:24 僧都川を渡ったあとに県道34号線へ右折する。 あとちょっとだ。

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15:28 紫電改展示館に到着。

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「施設老朽化で休館するかもしれない」という記事を見て、その前にぜひ一度見に行っておきたいと思ったのだ。

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紫電改展示館は宇和海を一望できる馬瀬山の山頂にある。

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鎮魂の碑が建立されているが、この景色が慰めになればいいな。

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驚くことに入館料は無料だった。 少し取って施設維持に当てたらどうか?

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この紫電改は日本に現存する唯一の機体だ。
久良湾から引き上げられた機体ということだが、プロペラが曲がっているのは海に落ちたときの衝撃によるものだろうか?

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機銃は 20mmが左右計 4挺。

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エルロンのところは骨組みだけでスケスケになっているな。 帆布でも張ってあったのかな?

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機体表面も腐食でボロボロ。 30年以上塩水に浸かっていたのだから仕方ない。

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燃料タンクは防弾仕様。

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遠目にグラマン F6F ヘルキャットに似ていて、たびたび友軍から誤射されたという。

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解剖図。

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紫電改に至るまでの技術開発の経緯についても説明されている。

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ルーツとなる「強風」はフロートを持った水上戦闘機。

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「強風」をベースに陸上戦闘機(局地戦闘機)として開発されたのが「紫電」。

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「紫電改」は「紫電」の改良型の俗称で、制式名称としては「紫電二一型」というらしい。

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自動空戦フラップは「強風」以来の技術的特徴の一つ。

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戦闘機については全然詳しくないが、個人的には 1970年代に富士グラチャンで活躍したムーンクラフト紫電77の方が馴染みがある。
中学生の頃に夢中になっていた 1/12スケールの電動R/Cカーのポリカーボネート製ボディに紫電77があったのだ。

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エンジニアの端くれとして、兵器の持つ究極の機能美に惹かれる気持ちもあるが、忌避感もあることを否定できない。

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戦闘機は兵器なわけで、これに乗って戦って亡くなった人がいれば、敵軍にも戦死者がいるからだ。

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もちろん自動車レースでも死者はたくさん出ているのだが、やっぱり兵器が活躍しない世の中であってほしいと切に思う。

入館無料の代わりに職場への土産に「紫電改せんべい」を 2箱購入して紫電改展示館を後にした。

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16:14 須ノ川公園に戻ってきた。 テントサイトは空いているかな?

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管理事務所。 ここで受付をするのかな。

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ここは予約不要というかできないので先着順だ。 夏とかは早めに来ないとダメだろうな。

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料金は清掃協力金としてひとり300円と破格。

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テントサイトは駐車場の反対側。 受付が終わったらバイクを移動しよう。

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今日の日没は 18:52か。 まだ時間の余裕はあるな。


後編へ続く