私の Unicorn BS6の車台番号は ME4KC402KNA114031、原動機番号は KC40E-A-1114071です。
2000年代以降のホンダの年式記号は以下のとおりです。
2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
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Y | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
A | B | C | D | E | F | G | H | J | K |
2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 |
L | M | N | P | R | S | T |
CBF160ALなら 20MYですね。
CBF160ALには ID(ME4KC401*)と 2ID(ME4KC402*)があります。 IDは「LA000001」なので 2020年生産、2IDは「MA000001」なので 2021年生産かな?
自分の Unicornは 2022年式として販売されていました。 車台番号からして CBF160AL(2ID)の2022年生産モデルということで間違いなさそうです。
Unicornは 2023年に BS6 Phase Ⅱ(RDE対応のためのOBD2搭載義務化)への対応のためにマイナーチェンジ(CBF160AR)されていますが、モデルイヤーとしては 24MY扱いみたいです。
現行の 25MYでは E20燃料への対応が求められて CBF160ASになっています。 これはメーターが四角い TFT液晶になっているので判別しやすいです。
ところで OBD2仕様についてのユーザーからのコンプレインがなかなか興味深いです。
「ローエンドトルクが悪く、初期ピックアップが低い」というのは、強化された排ガス規制への対応の影響でしょうか?
エンジンのマナーは ECU次第(ちなみにカムシャフトは 20MYから 25MYまで同一)ですが、確かに OBD2は車台番号「PA045267」から ECUの型番が変わっていますね。 対策が入ったのでしょうか?
「オートチョークが終わってアイドル回転数が落ちるところでエンストする」のは困りますね。 これは仕様の問題というよりも個別の不具合(スロットル開度センサー廻り?)であるように思います。
幸いにして自分の Unicornではそのような事象は起きていません。
同じ 3眼メーターで外見上の区別がつきにくい 20MY(BS6)と 24MY(BS6 OBD2)ですが、L側クランクケースカバーのクランクポジションセンサー(ピックアップ)の有無で判別できるようです。
確かにパーツカタログを見ると 24MYと 25MY(BS6 OBD2B)には #14の部品が外付けされています。
じゃあ 20MYのピックアップはどこにあるのかというと、L側クランクケースカバー内部でジェネレーターのステーターCOMP.につながっていました。
スロットル開度センサー(#2)も OBD2から型番が変わっています。 K3Cは CD100 Shineですね。 下位機種と共用にしたのはコストダウンでしょうか?
ちなみに#13がチョークソレノイドですね。 冷間始動後のアイドル回転数が 2,500rpmになってしまう元凶です。
それはさておき、他にも 4速と5速へのシフトアップ時にギヤ抜けが起きるという報告がありました(事例2、事例3)
変速ギヤやシフトドラム・フォークなどは 20MYから 25MYまですべて共通です。
自分の場合は4速へ上げるときにギヤ抜けすることが多いです。 ただ車両の問題というよりも、自分の操作がラフだったからだと考えてます。
シフトミスを意識すると尚更ドツボにハマって頻発するようです。
でも同様の訴えが多いですし「ギヤ歯面の研磨が甘いのでは?」とは自分も感じたので、ハズレ個体が一定数あるのは確かなんでしょう。
いずれにせよ「BS4と BS6の頃は評判良かったのに BS6 OBD2は不具合が多い」というのがインド人の共通認識のようです。
「エンジンの右側が過度に熱くなる」というのはエキパイが右側を通っているからですね。
デザインについては「少し古すぎる。だがそこがいい」みたいな評価で、インド人も同じような感性なんだなと納得しました。