積丹半島ツーリング(4日目・余市蒸溜所編)

2025年 8月 9日(土)

おはようございます。

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6時に起床して、いつものようにおにぎりを食べる。
北海道ということで山わさびと紅鮭。

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出発してから 3日間、ずっと雨に悩まされてきたが、今日は大丈夫かな。

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撤収していたらテントの下からかたつむりが出てきた。 久しぶりに見た気がする。
潰さなくてよかった。 丁重にお引き取りいただく。

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このキャンプ場はごみ持ち帰りだった。 フェリーの中で捨てられなかったので、2泊ぶんのごみが溜まっている。
そのごみも積載して撤収完了。 日が差して少し暑くなってきた。
08:09 出発する。

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今日は積丹半島の海岸線を走るのだが、その前にせっかく余市に来たのだから行きたいところがある。

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08:17 ENEOS Laundry 余市店に到着。 ここは元GSをコインランドリーに転換したところだ。
旅程的にコインランドリーに行くなら余市か函館の二択になるが、このあと行く場所の営業開始までまだ時間があるので、ここで洗濯していくことにした。
着いたときには洗濯乾燥機が全台稼働中だったが、あと数分で終了だったのでタイミングがよかった。
今日からワークマンで買ったズボンに履き替えているので、家から履いてきたものはTシャツ類やライディングジャケットと一緒に洗ってしまう。

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待っている間に駐車場の日向に長靴を置いて乾かしていたのだが、20分 100円で使える靴の乾燥機があったので乾かしてみる。
スニーカーの方は昨日の走行中にかなり乾いている。 ただ生乾きの状態が長く続くのは雑菌が繁殖しやすくなり不衛生なので、今後はコインランドリーの靴乾燥機を積極的に使おうと思う。
洗濯を終えて 10時に出発する。

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10:06 ニッカウヰスキー 余市蒸溜所に到着。
余市に来たからには最低限ここには来ておきたかった。
8月連休中とあって、見学ツアーは予約で埋まっている。
サントリーの白州蒸溜所などは構内に入るのも予約が必要だが、ここは(工場見学ツアーとかでなければ)入場に予約は必要ない。

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まずはニッカミュージアムから見ていこう。

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「ブレンダーズ・ラボ」 自分はシングルモルト好きなんであまり意識しないのだが、ウイスキーはブレンドが大事なんだね。

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「ストーリー・オブ・ニッカウヰスキー」 ニッカの4大ブランド(「余市」「竹鶴」「ブラックニッカ」「フロム・ザ・バレル」)の解説。

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「有料テイスティングバー」 バイクで来ていなければ飲んでみたかった。

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試飲できるウィスキーのメニュー。

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「竹鶴イズム」 ここがこのミュージアムのメインの展示だろう。
竹鶴政孝がウィスキー造りを学びにスコットランドへ留学したときのことが詳細に説明されている。

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直筆ノートが展示してあるのも凄いが、「オーロラの下で思い切り泣く」とか書かれてしまっているのは、御本人としてはどうなんだろうか?

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自分は『マッサン』を観ていないのだが、下宿先でリタ嬢と出会ったのが 1919年1月より前として、その 1年後には結婚したわけだ。

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竹鶴政孝がサントリーの山崎蒸溜所の初代所長だったのは有名な話。
白州蒸溜所には5回くらいは行ってると思うが、山崎は行ったことがないんだよね。 一度行ってみたい。

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その後、サントリーから独立して余市に蒸溜所を建てるのだけど、ウィスキーは樽で熟成するので出荷まで数年掛かる。
その間の収入を確保するためにリンゴジュースを作っていたらしい。
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その頃の社名である大日本果汁株式会社がニッカウヰスキーのルーツなんだね。

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会社の歴史を伝える展示にこれほど夫婦愛が語られているのは見たことがない。
当時は珍しかった国際結婚でリタ嬢は極東の地へ着いてきたのだから、運命的な出会いだったんだろうね。

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亡くなった奥さんを追悼して新しいウィスキーを作ってしまうなんてね。
そりゃ会社の歴史とは切り離すことはできないな。

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サントリーに山崎と白州、知多(ここは見学できない)があるように、ニッカにも余市とは別に宮城峡蒸溜所がある(栃木県さくら市にも栃木工場があるが、あそこは貯蔵用)。
R48沿いにあって前を通ったことがあるが、宮城峡もいつか見学してみたい。

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ミュージアムを出て隣の建物へ。

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レストラン「RITA's KITCHEN」はもう営業中。

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嫁と白州蒸溜所のレストランで食べたことがあるけど、燻製系のメニューが美味しかったんだよね。
今日はお昼の予定があるので、次回来たときに食べよう。

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「ディスティラリーショップ」
サントリーと違ってウイスキーの種類も多いし価格もとてもリーズナブル。
購入した商品を発送してくれるので荷物になる心配もない。 立ち寄って損はないと思う。

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10:44 出発する。 柿崎商店の前を通るとすごい人だかり。 次回は寄りたい。
ガイドツアー予約者はR229沿いにある余市蒸溜所の正門の方から入る。 次は嫁と来たいな。

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昨日キャンプ場へ行くときも気になった「宇宙の湯 余市川温泉」。 屋根の上にはスペースシャトルが。
余市と宇宙にどんな関係が?と思ったら、日本人初のスペースシャトル搭乗者である毛利衛氏が余市出身なんだってね。

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10:54 積丹半島方面へ行くクルマは多く、余市港の近くで渋滞したので 7-11 余市富沢店に立ち寄る。
クロワッサンサンドを食べてみるが、ファミマの石窯パリジャンサンド(ハム&チーズ)の勝ちだな。

古平町(未踏)で少しクルマが減る。

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11:33 積丹町(未踏)に入る。 美国漁港の海岸にテントがたくさん建っていた。 美国小泊野営場というらしい。
まだ海水浴場でキャンプをしたことはないんだよな。 五月蝿そうだし天候悪化時も怖いし。
でもいつかチャレンジしてみたい。


神威岬編へ続く