2004年10月29日(金)

長く暑い夏が過ぎ、度重なる台風の襲来のうちに、短い秋は過ぎようとしていた。 今年もトラミが終わり、あとは近場でプチオフなどに参加しつつ、年末年始モードに突入・・・

これでいいのだろうか?

夏のあいだの4ヶ月間、骨折でツーリングに行けなかった。 GWに能登半島へ行ったとはいえ、走行距離は4日間で1,000km足らず。 長距離を走った実感はない。

そこで、ごとうさんが主催する”コーヒーブレイク・ミーティング”に殴りこみ(?)を掛けることにした。 場所は阿蘇・大観峰。 こっそり行って帰ってくるというのも一つの考えだが、それじゃさすがにもったいない。 そこで、10月のトラミにやってきた博多の人さんを巻き込み、禄太郎さんと烏丸さんに声をかけて、『トラミ in 九州』をやってしまうことにしたのだった。

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先週の自宅から半径5km圏内のオフ会とは対照的に、自己最遠方となる『トラミ in 九州』。 長距離走行は、4年前の帰省と2年前の『トラミ in 西日本』で経験済み。 とはいえ、今回はちょっとハードになりそうだ。

仕事から帰宅し、風呂に入っていつもどおりの夕食をとる。 『トラミ in 西日本』の時は出発するのが遅かったので、朝のラッシュ時に京都~大阪間を通過するハメになった。 今回は2時間早めて21:10に出発した。 狭山日高I.C.近くのセルフで、目一杯給油する。

いつものように圏央道で日の出まで行き、八王子I.C.を通過したのは22:00ちょうど。 ここまではほぼ予定通り。

金曜日の夜だが、交通量は少ない。 22:17 談合坂S.A.でトイレ休憩。 缶コーヒーを飲んで、22:39に出発。

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次に立ち寄ったのは、諏訪湖S.A.。 23:45だった。 再び紙コップのコーヒーを飲む。 嫁からメールで、ツーリングマップルをテーブルの上に置き忘れているとのこと。 ヤレヤレだ。

今回は休憩の度に、目薬をさすようにしている。 だいぶ目の疲労を軽減できたように思う。 疲れを感じる前に、定期的にさした方がいいみたいだ。

写真は、談合坂でも見掛けた学生の集団。 数チームでヒッチハイクしながら西へ向かっているようだ。 学生さんはいいね。

携帯で雨レーダーを見ると、西から来ている雨と恵那山トンネルを過ぎたあたりで遭遇しそうだった。 寒さ対策も兼ねて、合羽を着込む。 00:17 給油して出発。

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給油以外では停まらないようにしようと思っていたのだが、深夜に入って流石に集中力が持続できなくなってきた。 01:30 恵那山S.A.にピットイン。 恵那山トンネルに入る前辺りから、GPSの電源が切れていたようで、20分間のログを失ってしまった。 眠気覚ましのガムを噛みながら、10分間の休憩のみで出発。

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02:15 尾張一宮S.A.へ入る。 コンビニがあったので、肉まんとパワーエイドを買う。 パワーエイドとは、矢沢永吉がCMで「アミノ酸まとめてドン!」と言っているアレである。 最近、会社で昼休みによく飲んでいるのだが、肩こりなどの疲労が軽減されるように思う。 ただ、何故か飲んで一時間後くらいにトイレに行きたくなる。

03:12 多賀S.A.で給油。 案の定、トイレに行きたくなった。 ベンチに座って、時程表との差異を確認していると、どこからともなくネコがやってきた。 エサを欲しがる訳でもなく、隣で眠り始めた。 邪魔しちゃ悪いと 03:24 に出発。

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2年前にはなかったが、現在では京滋バイパスというルートが出来ている。 今回はそちらを通ってみた。 瀬田東I.C.を03:56に通過。 だが、京滋バイパスにはパーキングエリアがない。 途中でまたも睡魔に襲われて、気が付いたら路肩を走っていた。 慌ててバイクを停める。 大型トラックがビュンビュン通り過ぎる横で、ヘルメットを脱ぎ軽く体を動かす。 リポDを飲んで出発。 04:13 大山崎JCT.で名神に戻る。

吹田JCT.を04:35通過。 だが、頼みのリポD効果も薄く、ちょっと気を抜くとふらつく始末。 04:52 西宮名塩S.A.へ緊急ピットイン。 2年前に立ち寄った時も、一番辛い時間帯だったっけ? コーヒーを飲んだりして回復を図ったが、もはや疲労はピークに達している。 観念して仮眠を取ることにした。

結局、30分ほど仮眠したが、だいぶスッキリした。 だが、時程表からは大きく遅れてしまった。 果たして遅れを取り戻せるだろうか? 06:08 に出発する。

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神戸JCT.通過は06:14。 この辺りで雨が降り始めるが、まだ小降りだ。 三木JCT.を06:25に通過した頃には止んだ。 三木S.A.に立ち寄る予定だったのだが、GASもまだ大丈夫なので通過。 姫路を過ぎて、07:02 龍野西S.A.(I.C.に併設)で給油した。 禄太郎さんのPHSにもメールを打っておく。 結構、紅葉している木があったりして、関東よりも秋が深いように感じる。

08:15 道口P.A. ガムを噛んで、15分休憩して出発。

09:38 沼田S.A.へ入る。 ここまでくれば、12:00に周南(徳山)を出るフェリーに乗れそうだ。 禄太郎さんにメールを打つ。 合羽とブーツカバー、それとオーバーパンツを脱いで身軽になる。 09:57 出発。 広島JCT.通過は、予定より30分早い 10:00ジャスト。

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山口県周南市からフェリーに乗るので、徳山東I.C.で下りるのだが、岩国のあたりでリザーブに入ってしまった。 ギリギリ持ちそうだったが、ガス欠になったらシャレにならないので、直前の下松S.A.へ。 給油のみでピットアウト。

10:46 に山陽道を降りる。 八王子から894.9km。 所要時間は12時間46分だった。

R2沿いの本屋で九州と中国・四国のツーリングマップルを購入。 禄太郎さんと嫁にメール。 徳山駅裏のフェリーターミナルに着いたのは 11:18だった。

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待機場所へ行くと先客が。 BMWのサイドカーだった。 他の観光客も物珍しそうに眺めている。 とりあえず後ろへつけて、チケット売り場へ。 バイク込み\4,000はちょっと高いような気がするが、高速に乗って行ったとしても似たようなものだろう。

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フェリーの中にはロクな食い物がないのは分かっているので、弁当を買いに近くのセブンイレブンへ。 港では「徳山のんた祭」というのをやっていたのだが、どうみても単にテントの中で宴会をやっているだけにしか見えない。 でも楽しそう。

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瀬戸内海は穏やかだ。 日差しも出てきて暑いくらいの陽気だ。 写真を撮っていたら、「にいちゃん、バイクで来たん?」と、人懐こそうなおいちゃんが声を掛けてきた。 「は、はぁ」などと生返事をしつつ、(誰やろ、この人)と思っていたら、先ほどのサイドカーの人だった。

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ライダースジャケットのシブイ後姿からは想像出来なかったが、実は気のいいお兄さんだったバンさん。 感じはちょっとプロ野球解説者の金村(元近鉄、西武)に似ているかな? 明日、大分で開かれる車イスマラソンのサポートに行かれるとのこと。 次の日は松山に渡るということなので、また会うこともあるかもしれない。

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ドイツ製の場合、バイクの右側にサイドカーがあるらしいが、これは日本製なので左側にある。 リヤタイヤが平らなのに注目。 フロントもこれほどではないが、センターが平らになっていた。

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そうこうしているうちに、フェリーがやってきた。 サイドカーはクルマと同じ扱いのようで、自分が一番乗りで乗船する。

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バイク乗りはオープンエアが基本なので、デッキへ上がって弁当を食べる。 でも日差しが強くてちょっと暑い。

出航時、飛行機雲が出来ていた。 見上げたら、まるでロケットの打ち上げのような角度で上昇していく飛行機が見えた。

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同じ港から大津島巡航というフェリー航路が出ている。 ツーリングマップルを見たら、沖合いにある大津島という島があった。 ここには人間魚雷「回天」の訓練基地があったらしい(回天記念館という施設もある)。 穏やかな海を眺めつつ、悲しい過去に想いをはせてみる。

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ベンチに寝転んで仮眠しようとしたが、日差しが結構強い。 流れる雲を見上げる。 まだ九州に行く実感が湧かない。 うつらうつらしていると、ドヤドヤと団体客がデッキに上がってきた。

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観光バスのおばちゃん達。 これでも少なくなった方で、一時は三倍くらい居て、喧しいことこの上なし。 島根ってなんであんなにズーズー弁なんだろうね。

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2時間の航海を終えて、大分県国東半島にある竹田津港に到着。

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下りるのはサイドカーが一番先。 バンさんに挨拶をすると、「ネットやってるなら、山口のBMWクラブで検索すると出てくるよ」と教えてくれた。 こちらも「トランザルプで検索してください」と言っておいた。

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一番最後に下船。 本当に九州まで来ちゃったんだなぁ。 気合を入れなおして、誰も居なくなった港から走り出した。


本日の走行距離 986.2km
Google Earth用KMZファイル(自宅~竹田津) → 20041029.kmz