PCは「前世紀の遺物」かもしれない

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元麻布春男の週刊PCホットライン:無くしてほしくないPCの自由な世界

それでも社内の端末がすべてシンクライアントの企業と、PCも使える企業では、生まれてくるサービスや製品に違いが生じると筆者は信じたい。人間から新しい発想を引き出すには自由が不可欠だ。その自由に、時に管理者側に不都合な要素が混じるのは、いわば避けられない副作用であろう。シンクライアントやSaaS的な発想を排除するのも短絡的過ぎる見方だが、すべてがそうなるべきだという考えにも賛成できない。サービスとしてマイクロソフトのOSが利用できるということを否定するつもりはないが、そうあるべきだ、という発想には断固反対したいのである。PCがPCであるためには、ユーザーが管理できるハードウェアと、それを運用するためのソフトウェアがどうしても必要だ。

でも結局さ、一般家庭でのPCの用途なんてネットとAVくらいのもんで、既に専用機で充分事足りるのは明白なんだよね。
計算機資源を占有して、なおかつ運用管理を一元化する方法としては、先日IBMが発表したブレード型ワークステーションみたいな方法もあるし。

元麻布氏のような気持ちは自分にもあるけれど、そういうノスタルジックな想いと現実は違う方向に向かっているね。