井上ボーリングに依頼していた、支那ヘッドのバルブシート加工が終わって戻ってきました。
HM純正バルブとステムの突き出しが同じになるように、シートカットを施してもらいましたが、JUNのビッグバルブの方がバルブ全長が1mm程度短いので、結果的に2mmほど追い込んだ形になっています。
そのままではバルブが開いても、バルブシート周囲の壁が邪魔になってしまうので、バルブシート周囲も座ぐってくれています。 これは自分でやる予定でした。
写真では見えませんがシートリングの内径も、2mm拡大されています。
しかし、この状態で96ccカムとロッカーアームを入れてカムを回してみたところ、バルブ同士が再接近した時のクリアランスは0.5mmない感じです(干渉はなし)。 これは加工に出す前に確認したクリアランスと一致します。 あの検証方法で正しかったということです。
という訳で、再加工してもらうことにしました。
0.5mmさらにシートカットしてもらい、摺り合わせ。 さらにシリンダーヘッドを0.5mm面研してもらう予定です。
面研するのは、バルブシートが落ち窪んだ分、燃焼室容積が増えてしまったのでその対策です(それでもまだ圧縮比は下がる)。 頭部が山形のピストンがあればいいんでしょうけどね。