HOYA、「デジカメ単独での生き残りは難しい」

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インタビュー: HOYAのペンタックス部門は今期黒字化へ=CEO | Reuters

医療用の内視鏡とデジカメで構成されるペンタックス部門は09年3月期に115億円の営業赤字を計上し、4―6月期も9億円の営業赤字だった。鈴木CEOは「輸出が主体のペンタックス事業は為替に影響されるが、だんだんよくなる基調にある。来年1―3月にカメラ市場に大きな変調がなければ(通期で)黒字にはなるだろう」との見通しを示した。デジカメ事業の赤字についても「前期は価格下落でカメラを投げ売りをする状況だったが、今期は量を追わずにしっかり売り切れば収益は改善できる」と語った。
 
一方で、今期のデジカメの販売計画は237万台(前期実績は226万台)となっている。首位のキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)の2400万台、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の2000万台、ニコン(7731.T: 株価, ニュース, レポート)の1395万台、オリンパス(7733.T: 株価, ニュース, レポート)の1030万台と比べて見劣りしている。このため鈴木CEOは「デジカメ事業がこのサイズでやっていけるのか疑問だ。八方塞がりかもしれない」と述べて、長期的にデジカメ単独での生き残りは難しいとの見解を示した。その上で「何かとの組み合わせを考えなければいけない」として、他社との連携を検討していく構えを示した。連携相手はカメラメーカーに限定せず幅広く探していくという。

最初から欲しかったのは内視鏡だけだったからね。 せめて良い嫁入り先を見つけてあげてほしいものです。