ショーワ、国内4工場を再編

ショーワ、国内4工場を再編-来年度緩衝器など効率化:日刊工業新聞

ショーワは2010年度に国内生産体制を再編する。ホンダなどの2輪・4輪車、船外機向け部品の国内受注減を反映し、埼玉工場(埼玉県行田市)など計4工場を対象にライン移管や集約を行い最適化する。現在、合理化効果を詰めている。再編に伴い工場間で人員を異動するが、正規社員の雇用は維持する。設備移転やレイアウト変更のため総額10億円程度の費用を見込む。
 
ホンダは系列サプライヤーに収益改善に向けた生産体制の見直しを求めている。これを受け、ショーワは生産を継続しながら約1年かけて工場相互のライン移管などを行う。生産再編するのは4輪ショックアブソーバ(緩衝器)を手掛ける埼玉工場のほか、船外機向け油圧部品の埼玉第2工場(同)、2輪ショックアブソーバの浅羽工場(静岡県袋井市)、2輪ショックアブソーバと4輪プロペラシャフトの名古屋工場(愛知県春日井市)。

ニッシンに続いてショーワもですか。

おそらくクルマバイクも輸入部品比率が増加していくでしょうし、場合によっては完成車輸入も増えるでしょう。 Tier 2 以下の協力部品メーカーは、ほとんど仕事がなくなってしまうかもしれませんね。

自動車産業の裾野は広いので、派遣切りや期間従業員の雇い止めよりもはるかに大きなインパクトで、国内の雇用が消失すると思います。

民主党は財界と距離を置くスタンスをとっていますが、国内製造業の空洞化はいったん動き始めたら元には戻りません。
法人税収も下がるでしょうし、貿易赤字国に転落するのも時間の問題かな。