工具も揃ったし、いよいよ125ccエンジンを組み始めます。
その前にウォーミングアップ。 ベアリングプーラーを使って、C100EXのケースからミッションベアリングを抜いてみます。
今回はスライディングハンマーは使わずにやってみました。 使い方はカンタンです。
これでもうケースを炙ったりしなくても抜けますね。
さて、まずは加工済みのクランクケースに、ミッションベアリング(もちろん新品)を圧入しました。
Wave110のケースで特徴的なのは、オイルポンプ駆動スピンドルがないこと。 通常、カムチェーンスプロケットがある場所には、こんなゴムローラーがあります。
このゴムローラーと取り付けボルトは、国内では手に入りません。
最初、ワッシャーを入れるのを忘れてゴムローラーをセットしたら、ケースに当たって回転が悪かったです。 パーツリストを確認して、ワッシャーをかませました。
ケースの方はOKなので、ミッションギヤを確認。 元々のミッションは、111ccエンジンに使ってしまっている(3速はジョルカブノーマルに戻している)ので、残っているのはCD90とC100EXの残り物。 シフトドラムはWave110用です。
ゴチャ混ぜになっているので、部品を一つ一つ確認して、間違った部品は組み替えました。
CD90のシャフトはメイン/カウンター共に使えないので、C100EXの方を使いました。 ギヤはC100EXのは歯面が傷んでいるのが多かったので、CD90をベースに一部新品在庫でなんとかなりました。
間違えると被害が甚大なので、結構時間がかかりました。
長くなるので、ひとまず区切ります。