カウントダウン

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今回の帰郷は、祖母が亡くなったためでした。

突然の出来事ではありましたが、高齢(90歳)でしたのでいつ起きても不思議ではありませんでした。
木曜日の帰宅後に連絡メールを読んで、翌朝の始発で帰郷しその晩にお通夜、翌日が告別式と慌ただしい日程でした。 特休が3日出たので、金曜日の有休と合わせて休ませてもらいました。


今回いちばん困ったのは、葬祭料の捻出でした。 最初に聞いたときは、120万円+料理代ということでしたが、急なことだったので。 姉と自分で半々出しましたが、ボーナス出たあとで良かったです。

祖母の貯金もあったのですが、当初は印鑑と通帳が見つからなかった(家探しして3日目にようやく発見)ので。 もっとも、どのみち遺産相続(これがまた厄介なことになりそうなのです)が確定するまでは、手をつけられないのですが。

結局は、葬儀場の会員に入っていたこともあって、葬祭料は全部で90万円で済みました。 香典返しや四十九日までのお寺さんへの御礼を含めても、経済的にはなんとかなりそうです。
自分は仕事があるので戻ってきましたが、姉が残って手続きを進めてくれています。


ただ、これで郷里に残るのは母ひとり。 これまでは同居を拒んでいたのですが、祖母が自宅で倒れたこともあって、一人暮らしに不安を感じているようです。

同居となればこちらも安心ですが、実家の土地や建物を処分しなければなりませんし、お墓をどうするかという問題もあります。 こちらで宗派のお寺も探さないと...
買い物用にセカンドカー(軽)が必要になるでしょうし、その前に家の中を整理して部屋を空けないと。

いつかは来るとは考えていた、「ふるさとの喪失」が現実のものとなりそうです。
実際に引き払うまでは1~2年掛かりそうですが、カウントダウンが始まったなという印象です。
ある程度の年齢になれば、多かれ少なかれ誰しも経験することですが、なかなかに大変です。