FreeNAS 8 BETAの方向性に疑問を感じて、FreeBSD 8.2-PRERELEASE を使ってファイルサーバーを立てているのですが、先日カーネルを再構築してリブートしたら、ルートのマウントに失敗するようになってしまいました。
この事象は前にも頻発していたのですが、なぜか収まっていたものです。
FreeBSDが入っているのは、USB接続の外付ケースに入れたIDE接続の2.5インチHDDです。 どうもFreeBSDのUSBブートに問題があるのではないかと思うようになりました。
D510MOはSATAポートしか持ってないので、IDEのHDDをそのまま接続することは出来ません。 以前に購入したまま一度も使っていないIDE→SATA変換ボードがあったので、これを使ってみます。
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ただ HDDが2.5インチなので、さらに3.5インチ→2.5インチのアダプターを噛ませます。
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これでSATA HDDとして接続ができました。 しかし、そうなるとデバイス番号が da から ada に変わってしまいます。
データが入っているHDD群は、拡張カードからポートマルチプライヤー経由で接続されて、ada0~ada4まで割り振られています。
ブートHDDはマザーボード上のSATAポートに直接接続されますので、これがada0になり、データHDDがada1~ada5になるのかなと考えて、/etc/fstab を書き換えてからシャットダウン、SATA接続に変更して起動しました。
するとまたルートがマウント出来ずに止まってしまいました。 どうやらブートHDDは ada0 ではなく ada5 になったようです。
以前はこの場面でUSBキーボードからの入力が出来なかったのですが、何故か今回は入力できました。
ルートをマウントして書き込み可能に変更し、ee で /etc/fstab を修正してリブートしたら、今度はちゃんと起動しました。
USB2.0 接続だと 40MB/secですが、SATA(IDE)接続だと 150MB/secなのでやはり起動が早いです。
ブートHDDにはSWAP領域を設けていないので、メモリの使用量に不安がありました。 それで2GBから4GBへ増やしてみたのですが、多くてもこの程度ですので2GBでも大丈夫だったかもしれません。
ちなみに Webサーバーではこんな感じです。
マザーボード(D510MO)も、FreeBSDのバージョンも同じですが、Webサーバーは32bit(i386)なので最大メモリに違いがあります。 ファイルサーバーの方が Samba や PHP など入っているの Portsが多いので、メモリ消費が多いのかもしれません。