09:46 予定よりずいぶん遅れてしまったが、500円を払っていよいよ乗船だ。
おや、以前にどこかでお会いしましたよね?
機械遺産認定記念として「青函連絡船の航送設備と風景 写真展」をやっていた。 羊蹄丸で見た写真とはまた異なるもので、なかなか興味深い。
青森駅はこんなふうに海に向かって終着駅となっている。 右から来るのが青い森鉄道(旧東北本線)。 左から来るのが奥羽本線。
T朗君は大館から奥羽本線に乗り青森駅に着いたのかな。
埠頭には3つの岸壁があったようだ。 現在、八甲田丸が係留されているのが2番岸壁だ。
羊蹄丸と違って船長室は当時のまま。 人が座っているのかと思って、一瞬ドキッとした。
船首の眺め。
ブリッジに上がってみる。 作りは羊蹄丸と同じだ。
羊蹄丸では公開されていなかった無線通信室。 だるまはどういう意味があるのだろう?
煙突が展望台になっているらしい。 裏に廻って階段を上る。
中は排気管が並んでいる。
高~い! いい眺めだ。
床はちゃんと梁も入ってて養生がされているのだが、元が煙突というのが頭にあるのでちょっと怖かった。 丸いのは排気管の跡。
エレベーターで1F車両甲板に下りる。
郵便車両や気動車キハ82系などが展示されている。 通路などが整備されてはいるものの、現役時代に近い状態を残してあるのがいい。
羊蹄丸では見られなかった船尾まで行ってみると、ん?
これは...
羊蹄丸の「青函ワールド」の資材だった。 羊蹄丸が解体されたときに、八甲田丸に寄贈されたらしい。
第1主機室のディーゼルエンジンも間近で見ることができる。
こちらは機関をコントロールする総括制御室。
発電機室も見学できる。
八甲田丸カレーが非常に美味そうだったのだが、あいにく8/15、16はカレーの仕込みのため休業だった。
外に出て船尾に回る。 このハッチも羊蹄丸ではよく見えなかった。
これが可動橋。 揺れ動く船と地上のレールをよく繋げたなと思う。
こうやって見れば、現役だった頃の風景に見えるかな。
東北新幹線が青森まで来たものの、青森駅から西に4kmほど離れた新青森駅に発着する。 さらに北海道新幹線が開業すると、物流だけでなく人の移動もそちらに中心が移ってしまうのだろう。
でも悪いことばかりじゃなくて、門司港駅のようにレトロな観光駅として青森駅も発展するのかもしれない。
竜飛岬編へ続く。