10:35 八甲田丸を出発する。 竜飛岬へ行くにはR280を使うが、山側にバイパス道が出来ている。
予定よりも遅れ気味だし、時間を考えればそちらが有利なのだが、それでは風情がない。 太宰治やアラン・ブースも旅した旧道で行くことにする。
途中でコメリに寄って乾電池を購入する。
右に青森湾を見ながら、左にJR津軽線と並走する。
11:36 蟹田を通過。 ここから下北半島の脇野沢へ渡るむつ湾フェリーの乗り場がある。 ぜひ乗ってみたかったのだが、またの機会に。
ここから三厩まで、県道12号でショートカットすることもできるが、やはり海沿いのR280を行く。
いつの間にかバイパス道の方に入ってしまったみたいだ。 他県ナンバーのクルマが多く、ペースが速い。 みんな竜飛岬を目指しているのだろう。
道の駅 たいらだてに入るクルマが多く、クルマが減って走りやすくなった。
蕎麦の花がたくさん咲いている。 対岸は下北の仏ヶ浦か?
12:01 高野崎を過ぎると、ちょっと雰囲気が変わってきた。 面している海はもう津軽海峡だ。
今別バイパスの長い長いストレート。
12:14 三厩(みんまや)に到着。 竜飛岬で昼飯を食べたいので、サークルKに寄って弁当を買っていく。
友人Hはどうしているのだろうか。
10:49 夕張メロードで休憩中
T朗はソフトクリームを、俺は茹できびを食べてます。
ゆできび、いいよねぇ。 青森ではロードサイドで売ってないんだよね。
12:24 北海道に渡るために、源義経がその上で三日三晩祈ったという伝説が残る厩石(まやいし)に到着。 三厩という地名はこの伝説からきているらしい。 近くには義経寺もある。
義経伝説はともかく、面白い形をしている。 倒れる心配はないのだろうか。
ちなみに厩石の前には「松前街道終点之碑」がある。 近くには港があって、以前は北海道松前郡福島町へのフェリー航路(三福航路)というのがあったらしい。 その航路はR280の海上区間となり、R280は北海道に渡って函館まで続いているのだとか。 まるで義経みたいだな。
よってここから先はR339となる。
太宰が「鶏小舎」と表したのはこういう雰囲気だったのだろうか?
12:45 竜飛岬の手前に、青函トンネル殉職者慰霊碑というのがあったので立ち寄ってみる。
その上の高台にはトーチカのような展望台がある。 ヘルメットをしたまま上っていく。
草がちゃんと刈られていて、よく手入れされているようだが、誰もいない。
竜飛岬を見る。 灯台の手前にあるのが青函トンネル記念館(道の駅 みんまや)。
天気が良ければ、対岸の山々がもっとハッキリと見えるのだろう。
友人Hからまたメール。
12:28 幸福の黄色いハンカチ
思い出広場に来てみました。この間、映画を見たばかりなので良かったです。
しっかり観光しているようだ。
トンネルにはあまり興味が無いので青函トンネル記念館はパス。 12:53 竜飛岬の駐車場へ移動する。
駐車場の周囲には土産物屋や飲食店がある。 その向こうには展望レストラン。 弁当を買ってくる必要はなかったようだ。
この頃にはヘルメットによる耳の痛みが耐えがたいほどになっていた。 脱ぐのも一苦労なので、ヘルメットを脱がずに上がっていく。 右下に道の駅と階段国道の降り口がみえる。
竜飛岬灯台。 高台にある灯台は、あまり背が高くない。 ここもまた灯台50選に選ばれている。
突端らしきところまで行ってみるが、なんかの施設があって景色が台無し。
もっとも、見えるのは白く霞んだ津軽海峡だけで、正直あまり面白みはない。
記念撮影スポットとしては、こちらの方がまだマシだろう。 柴犬が可愛かった。
展望レストランの裏側に行ってみると、旧日本軍の砲台跡に変わったモニュメントが建っていた。 吉田松陰の碑だということだが、なんでこんなところへ来たのだろうか?
橋を渡ると、他にも石碑がやたらと並んでいる。 ベンチがあるので、ここで弁当を食おう。 ようやくヘルメットを脱ぐ。
この場所に何の必然性もない唐揚げ弁当というのがまたいい。
竜飛岬は海を見るよりも、振り返って岬に至る地形を見るほうがインパクトがある。 いかにも自分が突端に居るのだということを実感させてくれる。
すっかり有名スポットになってしまった階段国道。 こうなるとあまり面白みがない。
下りる時間も体力もなし。 先を急ごう。
きみまち阪編へ続く。