ノーリツ様より回答メールを頂いた際に、取り扱い説明書の「システム全体のしくみ」というページを、PDFにて添付して頂きました。
そのまま転載すると問題があるかもしれないので、簡略化した図を作成しました。
動作としては、
・ガスエンジンの熱を熱媒に移して、熱交換器(ラジエターみたいなもの)を通じて水道水を温めます(回路①)。
・温められた水道水は、貯湯槽に蓄えられます。 また暖房用の熱交換器に流されたりします(回路②)。
・暖房用の熱交換器では熱媒(不凍液)を温め、床暖房や温水ファンヒーター、浴室暖房乾燥機から熱を放出します(回路③)。
・暖房使用開始時にエンジンが回っていないとき、あるいは貯湯槽がお湯でいっぱいの場合は、補助熱源機で作ったお湯を暖房用熱交換器に流します。
・追い焚きは通常は補助熱源機で作った温水で、追い焚き用の熱交換器を通じて行いますが、貯湯槽のお湯を使って追い焚きするように設定することも可能です。
・貯湯槽にお湯がないときに給湯すると、補助熱源機を燃やして作ったお湯で給湯します。
といったところでしょうか。
この図で白丸のところはバルブだと思います。 下の2つは単なる三方弁ですが、貯湯槽の上にある奴は複数のバルブを組み合わせているのでしょう。
貯湯槽のお湯を暖房用の熱交換器に回しているのかは、このバルブの動きに掛かっているのですが、この図からはなんとも言えませんね。
追い焚き用と暖房用の熱交換器も、この図では直列になっていますが、実際には別系統になっているのではないかと思います。
いまいちよくわからないのは経路⑤です。 貯湯槽のお湯を補助熱源機で沸かし直し(保温)するためのものなのか。 それとも貯湯槽のお湯に、温度の低い水を混ぜて給湯するためのものなのか。
ussy
別の記事でレスしていた図はまさにこれです。
同じ様にあれこれ考えていたのですが、ここに書かれている経路の中に一本で書かれているが実は入出水がそれぞれに可能な様に二本となっている部分があるのかもしれません。
特に貯湯タンクの上のバルブに向かう部分と経路⑤があやしいかと。
暖房や追い焚き経路にした後の温度の下がったお湯を最終的にタンクに戻す経路が必要ですし、タンク内の温度が給湯温度に達していない場合はタンク内の温水を補助熱源で加熱しながら給湯する必要があると思いますし。
想像の域を出ませんが。
エネルックPLUSは興味があったのですが、水道とガスにパッシブセンサーの追加と電力系もスマートメーターにする必要がありそうなので躊躇していました。不在時にも携帯からエアコンや暖房機器の操作も可能な様ですが、これまた対応したエアコンに買い換える必要があるのと電気工事も必要で、新築時でないとコスト的にかなり厳しい物でした。
ダブリン市民からussyへの返信
自分もこの回路図は大幅に簡略化したものだろうと思います。 普通、流路は一方通行にするものですからね。
どういう条件のときに、どう動作するのかをキチンと取説に書いてくれれば、こんなこと気にする必要もないのですが。
ウチもエコウィルにした後にガスメーターの定期交換があったのですが、まだ従来型でした。
エネルックPLUSは、エネルックリモコン内の使用量などのデータを外に取り出せるなら、実績を管理しやすくていいなと思います。
NECや東芝、NTTのHEMSも考えてはいるのですが、元からあるエネルックを生かせれば無駄がないですし。