エコキュートの場合、料金の安い深夜電力でお湯を作って翌日に使います。 お湯の使い方を工夫することはあっても、お湯の作り方は気にする必要はなさそうです。
でもエコウィルでは、いつお湯を作るかによって効率が全然違ってきます。
一つには、冬季の場合は無駄に貯湯槽にお湯を溜めておくと、冷えてしまうこと。
もともと、「使う直前に溜める」前提なので、貯湯槽の保温性はあまり高くないようです(触ると温かい)。
二つ目は発電効率(発電能力をどれだけ消費できるか)です。
消費電力が少ない時間帯に発電させても、余った電力は熱に変換されてしまいます。
その為に、エコウィルは「自動発電」をONにさせておくと学習機能が働いて、消費電力の高い時間帯に発電する「らしい」です。
実際にはとても信頼出来るレベルではないので、ユーザーがこまめに制御した方がいいと思います。
例えばこんな感じです。
06:00 居間の温水ファンヒーターがタイマーで始動。 遅れてエコウィルが「自動発電」開始。
06:10 寝室のエアコンがタイマーで暖房開始。 発電力を無駄にしないためでもあります。
06:40 起床 朝食の準備
08:00 洗濯機を回す
09:00 暖房&発電を停止
12:00 手動で発電&暖房開始。 昼食を作る。 調理終了したらエアコン暖房も併用
14:00 暖房停止で発電も停止
18:00 手動で発電&暖房開始。 炊飯器をセットする。 夕食の調理。
19:30 お湯を溜めるために、温水ファンヒーター停止。 エアコン暖房に切り替え。
22:00 貯湯槽沸き上がりでお湯はり開始。 お湯が少なくなると、自動的に発電開始。
22:15 エアコン暖房停止。 食器洗浄乾燥機を使用開始。
浴室暖房は強力なので入浴前10分でOK。
23:30 寝室のエアコン暖房開始。
00:00 寝室のエアコン停止。 ふとん乾燥機セット。
00:30 暖房&発電を停止して就寝
こうやって改めて書きだしてみると、なんて面倒臭いんだろうと思いますね!
まるでハイブリッド車でエンジンとモーターの切り替えを手動でやっているかのようです。
上記はあくまで自分の使い方であって、完全にエコウィルに「おまかせ」することもできます。 念のため。
一番むずかしいのは、「入浴時間までにお湯を溜める」ことです。 温水ファンヒーターを使っていると全然溜まりませんので。
「自動発電」をちょっと見直したのは、貯湯槽がフルで手動発電できないようなときでも、温水ファンヒーターを使うと貯湯槽のお湯が減って自動的に発電してくれたこと。
貯湯槽のお湯を熱交換器に回して暖房することで、貯湯槽に熱量の「空き」を作って、エンジンが発電できるようにしてくれたんですね。
でも工夫の余地があって、結果が如実に表れるというのはやりがいがあり、そんなに苦にはなりません。
将来的には、HEMSで最適なエネルギー消費になるように、自動的に制御できるようになるのかもしれませんけどね。
ussy155
全く同意です。
こちらはガスファンヒーターと床暖房、エアコンの組み合わせで試行錯誤してます。
それこそHEMSで全ての設備を効率的に制御できればエコロジーだし経済的でもあるのになあと思います。
今の設備を更新せずにそのまま、そこそこのコストで導入可能なシステムができればバカ売れするんでしょうけどメーカーや電力ガス会社間の利害関係を考えると夢でしょうね。国全体としてそんな事言ってる場合かと言いたいですが。
しかしこれだけ寒くなってくるとタンクが満タンでも湯張りだけで空になってしまうので、入浴の1〜2時間前に沸かしてシャワーや足し湯用のお湯を貯めてから一気に入浴してます。
まーこれだけ発電してくれると嬉しいですね。うちもこの調子だと今月は200kwを超えるかもしれません。
太陽光の減分をうまく補う形となってて将来的なPHVの導入もこれなら年間を通してうまくまわりそうで楽しみです。
ダブリン市民からussy155への返信
昨日の時点で発電量が50kWhを越えていましたから、ウチも200kWhを超えるんじゃないかと思います。 夏場の時点では、「年間で1,000kWhいかないんじゃないか」と不安になりましたが。
エアコン暖房は効率が良いとは知っていましたが、エコウィルとこんなに相性がいいとは思いませんでしたね。
最近は、計測だけでなく家電の制御も行うHEMSが出始めているようです。
購入電力が最小になるように、自動制御できるようになることを期待したいですね。