出張から戻りました。 四日ぶりに SA-36Aの音を聴きましたが、少しは良くなったように思います。
ところで本日、NS-10MMと SA-S21がお嫁に行きました。 嫁ぎ先は友人Hのところです。
今のところ一番気に入っている SA-S21をなぜ手放したのかというと、「自分がオススメできないものを譲るわけにはいかない」というのが理由の一つ。
もう一つは、TA-2021Bを使った別のアンプが届いたからです。
MUSEの M21EX2です。 S.M.S.L以外で初めて買った中華アンプということになります。
S.M.S.Lのアンプ達とはACアダプタのジャック穴の位置が違いますね。
実は昨年末には発注していたんですが、金融機関の正月休みなどで届くのが遅れていました。
本当は TA-2021Bを使ったアンプで評価が高い SA-S3が欲しかったのですが、もうディスコンみたいで売ってるところがありません。
それで買ってみたんですが、音はともかくなんだか作りが安っぽいです。 ボリュームも軽くて回すとキーキー摺動音がするし。
音はあくまで好みの範囲ですが、SA-S21ほどいいとは思いませんね。 レンジも狭いし。
しばらくテレビで使ってみますが、エージングで第一印象を覆してくれればいいんですが。
M21EX2とほぼ同時に発注して、ようやく今日届いたのがコレです。
SD-1955+ です。 DACですね。 電源スイッチはなく、入力切り替えのスイッチがあるだけです。
デジタル入力は光、同軸、USBの3つです。
購入動機は、「テレビのデジタル出力の音はどれだけ高音質なのか」確かめたかったからです。
テレビの光デジタル出力からSD-1955+に接続し、SA-36A経由で鳴らします。
確かに音質はこちらの方がいいですね。 ただ、掛けるコストほどの差があるかというと...
nasneで録画してあった『僕らの音楽』とか観ると、CMの時と演奏のときで音量差が目立つような気がします。
アンプを M21EX2に換えてみました。 こちらは不思議と音量差が気になりません。 ノーマライズしてる訳でもあるまいに。
ただ音質は落ちて、テレビのアナログ出力とあまり変わらない感じです。 こと「音質」や「レンジ」という点では、SA-36Aは優れているのだなぁと思いました。
テレビの方は M21EX2のアナログ接続に戻し、SD-1955+ と SA-36Aの組み合わせをデスクトップPCに持って行きました。 長いUSBケーブルがなかったので、M/B(Intel DH57JG)から光ケーブル接続です。
こちらは『DigiFi』の付録との比較が目的でしたが、音質自体は大して変わりませんね。 もちろん付録の方は元気ハツラツな音で、ゲインが高くて使い辛いところがありますが。
それより改めて感じたのは SA-36Aは「音が弾まない」ということです。 ライブ盤だろうが、なんか「静的な」音楽になってしまいます。
音質自体は良くても、それで音楽を聴いて楽しいかどうかは別問題ということのようです
そしていくら使い込んでエージングが進もうが、こういう部分は変わらないんじゃないかと思います。
SA-36Aはよくも悪くも「中華アンプの原器」みたいなものかもしれません。 変な色付けも少ないし、一つ持っておくと他のアンプの評価をする基準になっていいと思います。
そうそう、SD-1955+についての評価ですけど「正直よくわかりません」。 (無個性と言われるデジタル)アンプの個性の方が大きくて、DACの影響度が推し量れません。
自分にはPCM2704で十分な気がしますね。 そう考えると PCM2704とTA-2021Bが組み合わされた、S.M.S.L SAD-25が一番ピッタリなのかもしれません。
でもSAD-25は光デジタル入力がないんですよね(USBのみ)。 だからテレビと組み合わせるメリットはありません。