Digikeyから部品が届いたので、ES9018 DACの修理をしてみます。
まずホット側だけ残ってブラブラしていたRCAジャックを取り払います。 これはアナログステレオ出力端子の方です。
同軸SPDI/F入力も。 隣は光入力端子です。
しかしすごいハンダの仕方だね。
用意した端子です。 ステレオ端子以外は一般的なものです。
ハンダ付けの前に、吸入器を使ってスルーホールに残っているハンダを吸い取る必要があります。 そちらの方に時間が掛かりましたが、無事に取り付け完了です。
微妙に同軸入力が斜めになってしまいましたが、使わないのでまあいいでしょう。
次はXMOS USBモジュールです。 先日ハンダを盛っておきましたが、やはり気になるのでピンを付け直したいと思います。
このピンはハンダ付け前に曲げたんだろうなぁ。
きれいにハンダを吸い取って準備完了。 ピンは新しいのに交換します。
一度ピンを取り付けたのですが、「これってピンを付ける面が逆なんじゃ...」と思い、反対側に付け直しました。
ピンを反対面に取り付けたことで、メイン基板の青い部品とモジュール基板の干渉はなくなりました。
でもピンが曲げてあったのは、モジュール上の黒い箱状の部品と、青い部品が干渉するからなんですね。
結局、モジュールの黒い部品のパッケージをカッターで削ってなんとか挿入できました。
とりあえず修理完了です。 これで直らなかったらどうしましょうね?
最初に電源ケーブルを接続せず、RCAケーブルだけを繋ぎました。 修理前はこの段階でハムノイズがしていたのですが、アンプのボリュームを上げても無音のままです。
電源ON... とくに異常はないようです。
なぜか光入力モジュールの位置がちょっと奥まっていて、プラグが完全に刺さりません。 背面パネルの開口部を広げれば問題ないですが、これまた使う機会は少ないと思うので、とりあえず置いておきます。
XMOS USBモジュール上のLEDも光っています。 こちらも生きているようです。
異臭や煙は出てないので、音出しといきましょう。
BBBから再生してみると... 無音です(汗)
あれ~、おかしいな。 ちゃんとUSBケーブルも繋がっているしなぁ。 と思ったら、DAC背面のトグルスイッチがUSBになっていませんでした。
スイッチを切り替えたら、あっけないくらいに音が出ました。
という訳で、紆余曲折あったものの動いてくれてよかったです。 出品者へのクレーム処理はまだ終わっていませんが、返品して修理してまた送ってきて...なんて面倒なことはしたくなかったので、自力で直して正解だったかなと。
いま言えることは、「Weiliangの完成品DACを買うなら、Upgrade版じゃなくて標準仕様のものを買いましょう」ということかな。
音質評価はまた後日。