ES9018 DACを試す(オペアンプ交換編その3)

割愛します」と云いつつ、LPFにOPA211ID、I/V変換にOPA2211AIDを使ってみたら意外と良かったです。

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これならとI/VをLME49990に替えて、一晩エージングしました。
特別魅力的という訳ではありませんが、49990の派手な部分をOPA211IDが落ち着かせている感じで悪くないですね。

ただ、お遊びはこれまでです。 本命のオペアンプが届きましたから。

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TLE2071ACP、TL071ACP、TL081ACPの3種です。 言わずと知れたTLE2072CP、TL072CP、TL082CPの1回路版の選別品です。 本当はBCPだったらベストだったんですけどね。
TL081ACPは念の為に買ったもので、本命はTLE2071ACPとTL071ACPです。

まずはTL071ACPから行ってみます。 夕方の散歩の間に2時間ほどエージングさせました。 I/V変換はLME49990のままです。

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やっぱりLPFにTL07x系統を使うと、ベールを剥がしたようにクリアに聴こえますね。
TL071CPを聴いていないので比較できませんが、ストレート過ぎてアラが目立つということはありません。

しばらく聴いてみましたが、音質はじゅうぶん合格レベルです。

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続いてTLE2071ACPです。 エージングなしでそのまま聴いてみましたが、TL071ACPのクリアネスを保ったまま、少し艶が出る気がします。 ただその差は僅かですね。


ここまでの結果をそのまま当てはめると、I/V変換に LME49990、LPFに TLE2071ACPということになり、DAC7でのチョイスと全く同じ組み合わせになってしまいます(LPFの1回路と2回路の違いはありますが)。

DACの石の違いとか関係なしに、単に自分の音の好みに合ったオペアンプが、この組み合わせなのかもしれません。 DACの音じゃなくて、オペアンプの音を聴いているということなのかもね。

とりあえずこれでエージングさせてみて、DAC7との最終的な聴き比べをやってみたいと思います。 同じオペアンプを使って、もし音の違いがあればそれが石(と回路)の差なんでしょうし。

あとLME49990のエージングが進んだせいか、音の派手さがだいぶ減ってきたように思います。
もしかしたらLPFにも49990を使ってさらにエージングしたら、また違った結果になるかもしれません。 これもやってみたいと思います。