ドライベント、3号機準備 震災3日後、大量被曝の恐れ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
東京電力が2011年3月14日、福島第一原発3号機で高濃度の放射性物質を人為的に外気に放出するドライベントの準備を進めていたことが分かった。国はこの時、混乱を避けるため3号機の危機を報道機関に知らせない「情報統制」をしており、多数の住民が何も知らないまま大量被曝(ひばく)する恐れがあった。当時の吉田昌郎(まさお)所長(13年死去)が政府事故調査・検証委員会の聴取に答えた「吉田調書」で明らかになった。(中略)
吉田調書などによると、3号機は14日未明、注入する水が枯渇して危機を迎えた。東電はウエットベントで格納容器の圧力を下げようとしたが下がらず、14日午前6時23分、次善の策としてドライベントの検討を始めた。午前7時前の時点で甲状腺がんを起こす放射性ヨウ素が南南東の風に乗って北北西方向に広がり、3時間で福島県北部の相馬郡付近が250ミリシーベルトになると予測。この値は甲状腺被曝の影響を防ぐため安定ヨウ素剤を飲む当時の国の目安100ミリシーベルトを超えていた。
政府というのはパニックが起こることを何より嫌います。 国民の健康よりパニック回避が優先なんですね。
だから当時の枝野が言っていた「ただちに健康への被害はありません」という言葉をそのまま鵜呑みにするのは危険だなと思いました。
結局、セウォル号事故もそうだし、大川小など津波被害もそうだし、自分で危険予知して行動するしかないですよ。 思考停止して誰かの指示に従うのはその人に命を預けるのとイコールで、後から文句を言っても仕方ないです。
「子供にそんな行動をさせるのはムリ」という人もいるかもしれませんが、実際にそうやって助かった子もいる訳で。 親としては「危険を感じる感覚を身につけさせる」のが責務であって、それが出来なかったことを悔いるべきです。 誰かを責任追及したとしても、結局は虚しいだけですよ。
野生動物だってそうでしょ? 大事なのは「危険を避ける(生命力)」のと「エサを捕る(生活力)」ことの2つだけです。 「子供を作る(繁殖力)」は教えなくても本能的に出来ますから。