トヨタ「アクア」の人気が全く衰えない理由 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS
アクアの購入者は40~50代がもっとも多く、法人は全体の約2割という。法人が買い求めることは想像がつくとして、40~50代の人にとって、単なるコンパクトカーを買うというのは、少なからず抵抗があるのではないかと思うが、アクアはご近所の手前、乗っていて恥ずかしくない一方、ドイツ製の輸入車のように贅沢にも見えない。地方都市で奥さんが足代わりに乗るような、セカンドカーユースだけではなく、1家に1台のファーストカーでも十分に耐えうる。
アクアが売れた一方、トヨタの「ヴィッツ」や「ラクティス」など、自動車業界で「Bセグメント」と区分されるアクアと同クラスのコンパクトカーの販売が落ち込むという現象が起きた。たとえばヴィッツの車両本体は最安で144万円台から、ラクティスは同165万円台からと、アクアよりも安い。室内だけで比べるとラクティスのほうがアクアよりも広く、荷物もたくさん積める。
我が家も一年前にアクアに乗り換えましたが、手頃なトヨタ製HVがこれしかなかったんですよね。 カローラは60代のクルマだし。
確かにアクアの燃費はいいです。 嫁の運転ですが、平均して27km/L走りますからね。 トヨタHVの悪癖(加速レスポンス等)もありますが、慣れれば許容できる範囲かと。
前席に座っている限りは身長180cmの自分でも室内高は十分。 助手席でインパネに膝が当たらないようにすると、後席に大人は乗れません。 でも基本的には1 or 2名乗車なので、割り切れば問題ないかと。
荷室は狭いですね。 スパシオでは積めたキャンプ道具を、すべて積むのは難しいと思います。 もし昨年に新型シエンタHVが出ていたらそっちを買っていたとは嫁の弁。
フルモデルチェンジ(全面改良)で生まれ変わった現行フィットは、内外装はもちろん、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム(車台)など、すべてを刷新。新しいハイブリッドシステムを採用することで、最高で36.4km/Lの燃費性能を達成し、当時のアクアから世界一を奪取したのだ。2代目フィットハイブリッド(26.4km/L)とはケタ違いの進化を遂げた。(中略)
そのフィットが世界最強の燃費性能を手に入れたのだ。しかも、ホンダは3代目フィットハイブリッドの価格をアクアとほぼ同水準に設定して、真っ向からぶつけた。もともとユーザーの多い初代、2代目フィットからの乗り換えだけではなく、アクアの購入を検討していたような層に訴求。3代目フィットは2013年10月に月販台数でアクアを上回り、普通乗用車の車名別販売ランキングで首位を奪い返す。もちろん新車効果もあっただろうが、2014年半ばにかけてフィット優勢の展開が繰り広げられる。
ところが、その後はアクアが再び隆盛を取り戻す。アクアは2013年12月にマイナーチェンジ(一部改良)で、燃費性能を37.0km/Lに高め、燃費世界一を奪還した。これに加えて、フィットの新車効果の一巡もあるが、最大の要因はフィットの「自滅」だ。3代目フィットから採用した新型ハイブリッドシステムに不具合が連発。短期間で計5回に渡るリコール(回収・無償修理)を出してしまったことだ。
これでフィットに一定のネガティブなイメージが植え付けられてしまった側面は否定できない。トヨタ、ホンダ以外にはコンパクトハイブリッドを持っている日本車メーカーはなく、アクアは「敵失」でこの分野の第一人者の地位を一層強固にした。
発売前に開発者が「インテリアも走りも後席の居住性も、勝負にならない」と豪語してましたが、デザインは別として居住性や荷室の広さでは新型フィットが勝っていると思います。 1台ですべてをこなす「ファーストカー」ならフィットの方が有利だったハズです。
価格差もフィットHVの値上げで縮まりましたが、それでもまだアクアより10万円くらい安いですし。 「アクアが売れている」というより「フィットが低迷している」というのが正解だと思いますね。
ホンダとしては、フィットのBigMMCでどれだけ「負のイメージ」を払拭するインパクトを与えられるかでしょうね。 「RS」よりもっと刺激の強いホットバージョンを作るとか、1.0L3ターボで30km/Lを達成するとかくらいやらないと。 ハイブリッドが38km/Lになった程度じゃダメだと思います。