既に RPi2+HIFI DAC+Volumio2の組み合わせが使い物になりそうですが、2台目の RPi3(RPiとしては通算5台目)とケースが到着しました。
今回の RPi3も日本製です。
ケースはこちらを使ってみました。 Pibow Coupe Ninjaと似たタイプですね。 ヒートシンク付きで低価格です。
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ケースの作りは Pibowの方がいいような気がしますが、なにせこちらは半額以下ですからね。
そもそもなんでまた RPi3を購入したのか?
それは Moode Audio Playerが起動しない原因が、ハードウェア(RPi2)にあるのではないか?と思ったからです。
RPiBのときも、確かに起動しないというトラブルはありました。 でもどちらかというとそれはソフトウェアの不備によるものだったと考えています。 当時の RuneAudioや Volumioはまだ完成度が低かったですからね。
RaspyFiは開発が止まった v1.0の時点でそこそこの完成度があり、正しい手順でSDカードに書き込んでそのまま使う限りでは起動トラブルはほとんどありませんでした(NASのマウントが出来ないとかのトラブルはありましたが)。
ただ RPi2に関しては、Moode Audio Playerに限らず RuneAudioでも原因不明の起動トラブルが多いような気がします。
電源容量については、2A供給できるアダプタを使っているので、容量不足ということはないと思います。 電源用 microUSBケーブルも ANKERのを使ってますし。
USB HDDを接続してない状態でも起動が止まるので、バスパワーの問題ではないと考えています。
自分が買った個体やロットの問題なのかもしれませんが、他に RPi2を持っていないので比較ができません。
とはいえ既に RPi3が発売されている今、あえて RPi2をもう1台購入するというのもバカバカしいです。 今年も新機種(RPi4?)が出そうな気がしますしね(次期モデルは USB3.0と GbEに対応してほしい)。
それに先日買った RPi3は日本製でした。 日本製だから品質が高いという訳ではありませんが、なんとなく安心感があります。
Volumio2で満足してますし、別に Moode Audio Playerが使えなくても問題はないのですが、原因を特定しなければスッキリしませんしね。
で、結論から申しますと、RPi3(純正ACアダプタ使用)でもやっぱりダメでした。
使用したのは3.1Rで、8GBの microSDXCに新しく書き込んだものです。
症状も全く同じで、ログインプロンプトが出る前に画面が黒くなり、本体のLEDはパワー(赤)は点いたまま、アクセス(緑)は時々点く状態です。 一旦電源ケーブルを抜いて1時間くらい放置して、再度電源ONにしても症状は変わらず。
こりゃダメですね。 将来的には別として、現時点で Volumio2よりも Moode Audio Playerを選ぶ理由はありません。
という訳で、この RPi3にも Volumio2を入れて居間のメインオーディオに使うことにしました。
新しい RPi3にも RPi2と同じように設定をしました。 こちらは ES9018 DACを USB接続していますので、aplayの結果はこうなります。
root@volumio-1f:/home/volumio# aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 5: Audio [USB2.0 High-Speed True HD Audio], device 0: USB Audio [USB Audio]
Subdevices: 0/1
Subdevice #0: subdevice #0
あと面白かったのは、同一ネットワーク上に複数の Volumio2があると、こんなふうに Web UIに表示されます。
ところで SainSmart HIFI DACの音質についてですが、やっぱり ES9018と較べると数段落ちますね。 SD-1955+(AD1955)と比べても劣ると思います。 物量や価格を考えると当然なんですが。 逆に負けたら悲しすぎます。
じゃあ『DigiFi』 No.13付属の DACパワーアンプと比べたらどうか? RPi2+HIFI DACに S.M.S.L. SA-S3+をつなげて寝室の SS-SC5で聴いてみましたが、これは HIFI DAC+SA-S3+の勝ちですね。
パワードスピーカーをつなげて聴く場合も考えると、Raspberry Piを使ったミニマムオーディオとして費用対音質に優れたDACと言えるのではないでしょうか。