RPi2でMoode Audio Playerを試す(失敗編)

実は寝室のオーディオに不満を感じて、スピーカーより先に手を付けたのはこちらのネタでした。

オーディオ機器は電気製品ですが、経年変化というのはどうしてもあります。
いわゆる「馴らし(エージング)」というのも、ある意味「経年変化」の一つですね。 その変化が悪い方に出れば「経年劣化」ということになります。

寝室で使っているのは Raspberry Pi model B(RPiB)と『DigiFi』 No.13付録の DACパワーアンプで、どちらももう3年以上使っています。 音の鮮度が下がっているように感じるのは「経年劣化」なのか、それとも耳が慣れたせいなのか...
システムを替えてみればハッキリするでしょう。

ハードウェアは Raspberry Pi 2 model B(RPi2)が余っているので、これを使います。 microSDXCは 8GBのやつを買いました。

音楽ディストリビューションは以前から興味があった Moode Audio Player(3.1 Release 2016-12-05)を使ってみます。 RuneAudioはほぼ開発が停まってますし、Volumioはこれまであまり良い印象がなかったので。

IMGファイルを Win32DiskImagerで microSDXCカードに書き込んで、RPi2に挿すして電源ケーブルをつなぐと、HDMIにつないだ液晶画面にはブートしている様子が...
ところがダーッと文字列が流れたと思ったら、画面が黒画面になったままログインプロンプトが出ません。 何度試みても同じ症状。 WebからもSSHからもアクセス不能。

その後、一つ前の 3.0 Release 2016-11-27を書き込んでみたところ、こちらは無事に起動しました。 起動さえしてしまえば、NASのマウントも問題なくシステムとしては完成度が高そうです。
ところが一連の設定を終えて再起動したところ、また起動途中で止まってしまいます。 これでカッとなってスピーカーを発注した訳ですw

スピーカーの方がひと段落ついたのであらためて起動不能の原因を探っていたら、「microSDXCのフォーマットが exFATだと起動に失敗する」という情報を見つけました。
そういえばいつもは FAT32Formatterでフォーマットし直すのですが、今回はいきなり IMGファイルを書き込んでしまいました。
ただ FAT32Formatterは古いソフトで、挙動がおかしいのであまり好きではないんですよね。
HP USB Disk Storage Format Toolsというのを見つけたので、これで FAT32にフォーマットし直しました。

改めて Moode Audio Player 3.1Rを書き込んで RPi2をブートしてみたら、ちゃんと最後まで起動して Webでも SSHからもアクセスできました。
「やれやれ、つまらないことで時間を使ってしまったな」と、環境設定を行って再起動をかけたところ、またもや起動途中で停止...

これでまたカッとなって、Raspberry Pi 3 model B(純正ACアダプタセット)をまた購入してしまった(稼働中のOpenVPN用はいじりたくなかった)のですが、そちらはまた改めて別の記事に...