南紀ツーリング(三日目・前編)

2017年 7月23日(日)

おはようございます。

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今朝は5時過ぎに暑くて目が覚めた。 朝飯の前に散歩に行く。
芝生広場側からデイキャンプ場の方を見るとこんな感じ。 この立木の向こうにデイキャンプ場がある。
立木の下が木陰になるので、そこからテントが埋まっていく感じ。

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これが「本州最南端」の石碑。 本州最北端の大間崎は2012年に行っているので、これで南北は制したことになる。

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実際の最南端はあの岩(クレ崎)になる。 沖には積乱雲がポツポツ湧いている。

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ちなみに本州最西端は山口県下関市の毘沙ノ鼻。 山陰ツーリングのときに立ち寄る予定だったのだが、悪天候で断念したのだった。

本州最東端は岩手県の魹ヶ埼で、ここには「50選」にも選ばれている魹ヶ埼灯台がある。 早ければ今年の八月連休にも行けるかもしれない。

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それにしても立派な休憩所だね。 開館時間中は管理者が常駐しているらしい。

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ゆるやかな傾斜の芝生を上って県道に出る。 トイレは道の反対側にある。 綺麗なトイレだが、有料期間中はこれだけでは足りなそうだね。
後ろの潮岬観光タワーでは「本州最南端訪問証明書」を発行しているらしい。

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今朝もトーストとベーコンエッグで朝食。 急に目の前のベンチで炎が上がったので何かと思ったら、ガソリンストーブのプレヒートをしていた。
そのストーブで何を作っているのかと見ていたら、お湯を沸かしてカップヌードル・カレーを作って立ったまま食べていた。 山屋さんかしらね?

6時半くらいになるとテントが朝日に当りだして急激に暑くなる。 急いで撤収して 07:46に出発する。

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県道41号線を時計回りに進む。 潮岬灯台は以前に立ち寄ったことがある。
07:48 一応行ってみたものの、門はまだ開いていなかった。

07:55 R42に戻る手前でGPSの電源が入っていないことに気がついた。 あぶないあぶない。
R42を白浜方面に少し戻り、R371に右折する。 今日は紀伊半島を縦断するのだ。 

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とはいえR371は点線国道であり、途中で途切れている。
08:07 県道38号線に右折して、そのまま県道43号線へ入る。

08:20 「道の駅 瀧之拝太郎」という変わった名前の道の駅があったので行ってみたが、広い駐車場にトイレと自販機、集会場があるだけだった。

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道の駅を出てすぐ、川床を奇岩に覆われた光景が目に飛び込んできた。 ここは「滝の拝」という場所らしい。

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さらに上流に進むと、河原に不自然な3つの突起が。 こちらは人工物のようだが、橋脚の跡だろうか?

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08:36 昼頃に熊野本宮に着く予定なのだが、まだ1/3も来ていない。 この後、圏外となりスマホの地図は役に立たなくなったが、分岐は少ないので問題はない。

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08:51 ずっと沢沿いに進んでいた県道43号線がここで川を渡る。 標高は154m。 ここから本格的な山越えになる。

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路面は一部アスファルトが割れてダートになっていたりするが、まだそんなに危険を感じるレベルではない。 途中で子猿を見かけた。 苔むした壁は汚らしい感じはなくてむしろ綺麗。

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09:00 ここが峠なのか、最高点とおぼしきところに開通記念碑が建っていた。 標高は430m。

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ここからが本当の難所だった。 「道幅1.7m」との標識が立っていたが、軽トラでもギリギリじゃないかという感じの道だった。 左側が壁になっているので左カーブだとブラインドになるのだが、岩壁が頭上にオーバーハングしてくるところもあったりするので、実際にはさらに道幅が細くなる。
轍のところ以外は苔むしているので、雨で濡れていればさらにリスクが高まっただろう。

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09:12 難所の区間を抜けて振り返ったところ。 左側の道から出てきた。

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こんなところに「久保家発祥の地」が。 全国の久保さん、知ってました?

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おお! 人家があった。 やっと人間界に降りてきたということか。

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09:24 43号線をこのまま行くと那智勝浦の方に下りていってしまう。 ここを左折して県道45号線へ入る。

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45号線もなかなかの険道。 険しい山道を上っていくと、「狩場刑部左ェ門記念碑」なる看板が立っていた。 確かに右手に階段があって、その上に建物がある。 先を急ぐので立ち寄りはしなかった。

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こんな感じの道が延々と続く。 正直なところ走っていて面白くもなんともない。

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09:33 ピーク(590m)を過ぎて尾根伝いに進む。
09:40 宝泉岳の辺りで(行き止まりになる)県道45号線から44号線に分岐するのだが、その手前に人家があった。 樫原というところらしいが、人が住んでいるのか廃屋なのか判断がつかない。
ところが庭に白い犬が繋がれていた。 こちらに気づくと顔を上げて尻尾を振ってくる。 別の家の庭にもやっぱり白い犬が繋がれていた。 捨て犬という訳ではなさそうだし、誰か住んでいたのかな? かわいい犬だったんだけど。

ずっと狭苦しい道を走ってきたので、開けた場所に出るとホッとするね。 見渡す限り、山また山だ。
ここから一気に300mほど下って、もう山道は終わりかと思ったら、もう一つ峠越えがあった。

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熊野川町鎌塚の辺りでようやく沢沿いの道になる。 釣人を見かけることも増える。 赤木川の水が綺麗だね。

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10:22 集落に入ると綺麗な芝生の広場が目に入った。 あそこキャンプできないのかな?と思ったら、小口キャンプ場というところらしい。 だがあの広場はキャンプ場ではなく、その奥に区画割りされたオートキャンプ場があるみたい。 1区画1泊3,670円じゃ泊まれないね。 残念。

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10:31 R168に合流。 5分ほど北上すると、昨日上北山から合流したR169との接続点だ。 ちょうど一周したことになる。 昨日はR311へ左折したが、今日はそのまま北進する。

10:50 計画通り、エッソ本宮SSで給油。 こんな山の中では貴重なセルフだ。 まだ昨日のゴミは積みっぱなし。

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10:56 和歌山県世界遺産センターの駐輪場にバイクを置く。 暑い。 隣には町民プールがあって、親子連れが気持ちよさそうに泳いている。 あー、泳ぎてえ。

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熊野本宮大社へ来たのは二度目だが、なんとなく波長が合うようで好きなお宮だ。
旗に描かれているのは、三本脚を持つ八咫烏

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長時間のライディングで凝り固まった足腰をほぐすにはちょうどいい階段。

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今年の干支(酉)人形をまだ買えてなかったので売ってないかなと思ったのだが、さすがに時期外れで売っていなかった。
ちなみに熊野本宮大社はペットOKだったりする。

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前回来たときはお参りの順番を間違えてしまったので、しっかり頭に入れる。 上四社は神域となっており撮影はNG。 それでも写真を撮っている人もいるけど。
1回ごとにすんごい長い時間お祈りしているおじいさんがいたのだけど、小銭でそんなに重たいお祈りされても神様は困るだろうね。

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元々はこの地図で大鳥居と書いてある中洲(今は大斎原と呼ばれている)に本宮大社はあったらしい。 少し歩くが、本当に結界が張ってあるんじゃないかと思わせる雰囲気なので、時間のある方は訪れてみるのもいいだろう。
自分は前回行ったからもういいや。 エアコンの効いた世界遺産センターでしばし涼む。


後編へ続く