昨日の記事で「11M Wave110iのメインスタンドも発注したが入手できなかった」と書きました。
しかし、そもそも09~10Mに11M用のメインスタンドは取り付けられるのでしょうか?
ググってみたら、部品の写真を載せているタイのバイク屋さんがありました。 写真をお借りして比較してみましょう。
これが09、10Mのメインスタンド(50500-KWB-600)です。 KWBとあるように、CZ-i 110と共通です。
ストッパーゴムの取付位置が右側にオフセットされているのが特徴です。
そしてこれが11M~13M用(50500-KWW-640)。 やはり足が長くなっているように見えます。 左右の足をつないでいる部材の位置が高くなっているのは、RRタイヤ外径アップに伴うクリアランス確保のためでしょう。
気になるところでは、ストッパーの位置がセンターに変更になってますね。
右側のスプリングの引掛けの位置も変わっているので、スプリング(95014-71502)やフック(50523-KWB-920)も交換が必要になりそうです。
余談ですがフックにKWB-920があるのなら、KWB(CZ-i 110)にも足の長い仕様のメインスタンドがあるのでしょうか?
残念なことに、タイホンダ(ASH)のCZ-i 110は09Mだけでモデルチェンジせずに終わってしまいました。
しかしマレーシアの文秀ホンダ(BSH)では、11M Wave Dash RSとしてモデルチェンジして継続販売されました。
この機種のRRタイヤは、80/90-17で11M Wave110iと同じです。 メインスタンドの型番は、50500-KWB-B20になっています。 形状はKWW-640と同じだと思われます。
14M以降のメインスタンド(50500-K03-H30)。 KWW-640とよく似ていますが左側上部に飛び出ている部分があります。 何でしょうね?
それはさておき、気になるのはKWW-640のストッパーゴムの位置です。 KWB-600でわざわざオフセットしてあるのは、何か干渉するもの(例えばエキパイのキャタライザーなど)があるからではないのか?
実車で確認するのが手っ取り早いですね。 地面に寝転がってデジカメを差し入れて撮ってみました。 これは後ろ(RRタイヤ側)から。 上に写っている太鼓がキャタライザーです。
やっぱりストッパーが右側にオフセットされていますが、左側にあいたスペースに干渉物らしきものはありません。
次に前から。 メインスタンドを跳ね上げると、ストッパーのゴムはフレームの丸パイプに当たって止まります。 ちなみにストッパーのゴム(50524-397-000)は全年式で共通です。
ストッパーゴムの右側に何かあるように見えますが、あれは奥にあるキャタライザーなので干渉しません。
エンジン下面がオイルで汚れていますが、これはエンジンオイルではなく、ドライブスプロケットから飛散してタレたチェーンオイルです。
という訳で、どうやら10Mに11Mのメインスタンドは取り付けできそうです。
ただ megaparts.comでは注文を断られてしまったので、別の方法を考えなければなりませんね。