さて、それでは焚き火の準備をしましょうかね。
焚き付け用の2X4材(長さ30cm)1本を鉈で細く割る。 その小割を井桁状に組んで、真ん中に着火剤として固形燃料(カエンニューエースE 25g)を置く。

固形燃料の真上にくる焚き付けには、火が点きやすいように鉈でササクレを付けてみた。 ナイフも持ってきているけれど、火打ち石で着火する訳ではないので、フェザースティックにまでする必要はない。
16:25 薄い木っ端に火を付けて、真ん中の固形燃料に点火する。

ラジオをつけたら大相撲の初場所をやっていた。
16:29 焚き付けの2X4材はよく乾燥してあるので、あっという間に燃え上がる。

16:31 十分に火が付いたところで、2X4を半割にしたものを井桁に立てかけるように投入する。

16:35 やがて井桁が燃え崩れたところで、ナラ材の薪を投入する。
この写真では樹皮がこちらに見えているが、本来は樹皮が下側になるように置くべき。

16:37 さらにもう一本を今度は立てかけるように投入。
広葉樹の薪は(針葉樹に比べて)火付きが遅いというが、この薪は十分に乾燥させてあるのかすぐに白い煙が出て火が付いた。

奥の男性は、自分がテントを離れている間に来ていた。 最初は誰かと合流するために場所取りでもしているのかと思ったのだけど、一人BBQに来ていたようだ。 なかなかの通だね。
あと隣にテントが増えていた。 他にも場所はあるし、この間隔なら入って来ないだろうと思ったのだが甘かったようだ。 パーソナルスペースの感覚は人それぞれだね。

河原では風は川に並行に吹くことが多い。 レジャーシートに置いたキャンプ道具、テーブルと椅子と焚き火台のレイアウトはこのようにしてみた。

とりあえず焚き火の方は大丈夫そうなので、唐揚げをつまみに晩酌をスタート。

16:49 焚き付けがバラバラになったところでナラの薪を横にする。

16:55 そしてその上に残りの2本を並行に置く。 今度はちゃんと皮を下にした。

右手のお隣さんは温泉でも行ったのかまだ帰ってきてない。 どうやらソロキャンプらしい。

17:15 もうここまでくれば大丈夫。 焚き火を弄る必要はないね。

晩飯に集中しよう。 最近は朝飯以外では出番が少なくなってきたフライパンで100円焼売を焼く。

水は入れずに少し多めの油だけで焼いてみた。 焼売がふやけずによく焼けた。

17:47 暗くなってきて焚き火が暖かい。

続いてヤシガラ炭でトンテキを焼く。 とんかつ用の豚ロース肉に塩コショウして焼くだけ。

いつも牛肉のステーキばかりだったので、焼き物のバリエーションを増やしたいと思っていたので。 牛肉に比べてお財布にもやさしいしね。

キッチンはさみでカットしながら味ぽんで食べる。 炭焼きだと肉が固くならずにほどよい歯ごたえ。

18:10 熾火になってきたね。 針葉樹と違って細かいブロック状に炭になるのが面白い。 灰に埋もれてるやつを拾い集めて空気に触れさせる。

まだヤシガラ炭の火力が残っているので、冷凍の鮭カマを焼いてみる。
購入してから時間が経っているのでほぼ解凍済み。

塩してから皮の方から焼いていき、身の方も少し焼く。
焼きながら鍋の準備で里芋の皮を剥く。

もう大丈夫そうだね。 焼いたまま食べる。
西伊豆で食べたアジの干物も美味かったけど、やっぱり炭焼きにした魚は最高だね!

18:31 鍋を作りながら焚き火をちょいちょい弄る。 もう2本くらいナラ材を持ってきてもよかったかな?

18:51 焚き付けの2X4があと1本分残っていたので投入する。

19:12 ヤシガラ炭の燃え残りも放り込む。

今夜の鍋は「こなべっち」の焼きあごだしスープに、里芋、白菜、長ネギ、鶏もも肉細切れ、牡蠣。

19:46 鍋を食べ終わる頃には焚き火もほぼ燃え尽きていた。 3時間ちょっとの生涯だったね。
もうテントに入りたいのに、焚き火が残っていて入れない状況になるのが一番の心配だった。 水を掛けて消すと汚れるし燃えカスの処理も大変だし。
一回目にしては、飯と焚き火の尺を合わすことができたのは上出来だったと思う。 薪を必要最小限しか持ってこなかったのがよかったね。
洗い物をして20時過ぎにテントに入る。

風がほとんどなかったので助かった。 ヒートテックのタイツを履いて寝袋に入る。
寝袋に放り込んでおいた湯たんぽは少しぬるくなっていたけれど、そんなに寒くないので大丈夫。
ラジオを聞きながらうとうとしていたら、もう22:50。
嫁に生存確認のLINEをして就寝。 おやすみなさい。