2021年11月11日(木)
吉郎(柴犬)が死んで以来3週間経つが、あれからキャンプには行っていない。
特に喪に服しているという訳でもないのだが、天気の良い週末が続いているものの行く気になれないというだけだ。
平日は在宅勤務だし、土日もスーパーへの買い物以外は家にひきこもったまま。
おかげで滞っていた魹ヶ崎ツーリングや新潟海沿いツーリングのレポートを脱稿することができた。
この2年間、自分と嫁の両方が不在になる時間をできるだけ少なくするように行動していた。
ロングツーリング中断もその一環だったが、吉郎が居なくなったのでその縛りもなくなった。
今は嫁が許せば自由にキャンプへ行けるのだが、そんな気にならない。 以前に記事にした10月以降の計画は白紙になった。
とはいえ年間キャンプ泊数を30の大台に乗せたい、という意欲はまだ残っている。
吉郎が死んだせいにして、今年1年積み上げてきたものを放棄するというのも何か違う気がする。
とりあえずあと3泊だけ頑張ってみよう。
再開するにあたって最初の野営地は学校橋河原とした。
コロナ禍で長らく閉鎖されていたが、11/1から利用が再開されている。
ただ、泊数を積み上げるためだけにキャンプするのではモチベーションが上がらない。
そこで平日に有休を使わずにキャンプをすることにした。
12時半まで在宅勤務をして、13:23に自宅を出発する。
越生で県道41号線に右折する手前で、eTrexの電源が入っていないことに気がついた。
こんなボーンヘッドをするようでは、やはり本調子とはいえないな。
最初は直接学校橋河原へ行くつもりだったが、途中で気が変わって先に温泉へ行くことにした。
春にキャンプしたときもそうだったが、設営してからだと億劫になるんだよね。 平成楼があった頃はよかったんだけど。
県道171号線から右折して八高線に沿って走る。
13:57 玉川温泉に到着。 いまはときがわ町だが、2006年に都幾川村と合併する前は玉川村だったらしい。 15年前のことだが、その頃はあまりこの辺りに来ていなかったから覚えてないな。
でも昔の地名を残すのは大事だと思う。
玉川温泉には2台のミゼットがある。 こちらはレストアされた初代(DSA)で屋根の下に置かれている。
もう一台は二代目(MP5?)。 ヤレてるのも時代を感じさせていい。
よく晴れた昼間に温泉に入るのは格別だ。 ここはお湯が熱くないからのんびり浸かれるのもいい。
そういえば燃料費高騰で入浴料を値上げしたとニュースで取り上げられていた。
源泉が熱くないのでボイラーで加温が必要だからやむを得ないだろう。
14:47 出発する。
14:51 「ふれあいの里たまがわ」に立ち寄って、高柳屋のうどん弁当を購入。
その後、後ろに写っているベイシアマートときがわ店へ移動して買い出しする。
15:28 学校橋河原に到着。 平日ではあるが環境美化協力費を収受するおじさんはちゃんといた。
今回はEVAフォームマットに焚き火セットも積んでいたから、買い出しした食料を入れたクーラーバッグを積むのが大変だった。 次回は少し考えないと。
やっぱり金曜日よりも少ないね。 木曜日にこれだけ人が居る方がおかしいのだけど。
みんな川沿いが好きだよね。 それか逆に土手(トイレ)側か。
混んでる訳でもないのに学校橋の横のエリアに設営している人もいる。 クルマの音が五月蝿いと思うんだけどな。
あそこは環境美化協力費の対象外なんだっけ?
16:06 設営を終えて手洗いへ。 平日なんだからこれくらい少なくあってほしいよね。
このくらいの時間になると帰るデイキャンパーも多い。 サイトから上り口付近に停まってた白いフリードも帰っていった。
奥の方に固まっているのは団体さんらしい。 手前の青いマーチはカップルだけど、デイキャンプというよりお茶を飲みに来ている感じ。
自分のテントの横に臙脂色の長方形の物体があるが、あれはサーマレストのエアマット。 前回のキャンプで何かこぼしてしまっていたようで、少しカビが生えていた。
水拭きして夕日に当てて乾かしているところ。 帰宅したらちゃんとケアをする。
16:09 準備完了。 メシにしよう。
まず前菜だが、昼飯を食べてないのと惣菜を買うより安かったこともあって、弁当をつまみにスタートする。
学校橋河原でキャンプするときは強風(といっても3mくらい)に悩まされることが多いのだが、今日はほとんど風がないので焚き火も安心。
テーブルの上に載っているのは岩谷のガスマッチ。 あまり風に強くないのが残念だが、ライターよりも点けやすくチャッカマンよりは邪魔にならない。
使い捨てではなくガス注入式というのもいい。
牛肩ロースステーキは281g。 最近米国産牛肉が値上がりしているらしいが、グラム278円(の10%引)だから安いもの。
筋切りして塩胡椒して焼く。 奥と手前で味も食感も違う肉のようだった。
豚のカシラ肉が少量(95g)あったのでそれも焼く。 秩父ではカシラ肉がよく食べられる。 やきとりでも必ず頼む。
正直あまり気が乗らなかったのだが、やはりキャンプはいいな。
このあと鍋の用意とうどん弁当が控えているのだが、お腹がいっぱいなので止めておく。
最近食えなくなった気がしている。 胃腸には自信があったのだが、やはり年には勝てないのだろうか。
18時にお開きにしてテントに入った。 その後も何台か入場してくる音がした。
明日も早いので20時に就寝。
本日の走行距離 25.8km(KMZファイルは近いので割愛)
2021年11月12日(金)
おはようございます。
今朝は06:15のアラームで目が覚めた。 うるさいキャンパーも居なかったしよく寝られた。
昨夜0時ごろに一度目が覚めてトイレに行った。 少し頭が痛くて二日酔いになりそうだったので、エバニューのウォーターキャリー2Lを水枕にしてみた。
エバニュー(EVERNEW) ()
¥821
キャップをしっかり閉めていれば頭を載せても漏れることはない。 結露が心配だが、夏場の寝苦しい夜にも使えそうだな。
昨日の16時と比べると白いクルマが居なくなっているし、手前のクルマも変わっている。
こっちも多くが違うクルマに置き換わっている。
夜になってから来る人は仕事を終えてから来ているんだろうなと思う。
でもデイキャンプで暗くなってから撤収する人というのが個人的に理解できない。 晩飯食って帰るのかもしれないけど、お酒飲まない人なのかな?
暗くなってからだと忘れ物とかしそうだし、20時過ぎに帰宅してクルマから荷物降ろしたりするの、かったるくないかな?
まあ、向こうは「なんで原付なんかでキャンプに来てるんだろう?」とか「独りでキャンプして楽しいのかな?」と思っているかもしれない。
理解はできなくても尊重しよう。
とか考えながらPVC吸水タオルでテントの夜露を拭いていたら、朝日が顔を出した。
右側に写っているクルマのおじさんが「昨夜は寒くなかった?」と声を掛けてきたので『寒くなかったですよ』と返す。
「テントの中でストーブとか使っているの?」と訊かれて、『使ってません。寝袋だけです』と答える。 おじさんは車中泊だったようだ。
いろんな人に声を掛けていたので、単に交流したかっただけなんだろう。 素っ気ない返事でごめんなさい。
でも寒くなかったのは本当なのだ。 最低気温5℃は今シーズン一番の寒さだったようだが、1月末にキャンプしたときのことを考えたら、まだ全然余裕がある。
昨夜は2X4の焚付1本とぶなの薪3本しか使わなかった。 風がなくて2時間くらいだとこんなものでいいようだ。
ここでキャンプをしたのは4回目だが、河原に降りたことは一度もない。
「下段」と呼ばれている河原でも昔はキャンプ泊が出来たらしいが、現在はデイキャンプのみ可能だ。
こうしてみると広いしフラットなんだね。
学校橋下の川面からは湯気が立ち上っていた。 そういえばトイレ前の炊事場の水道も「温い」と感じるほどで、ぜんぜん冷たくなかった。
空気の方が先行して冷えているのか。
7時半には出たかったが、夜露に濡れると撤収に時間が掛かる。 嫁に少し遅れるとLINEする。
07:48 出発する。 笛吹峠から鳩山へ抜けて、08:12 東武越生線 西大家駅のところに出る。
ちょうど坂戸行きの電車が来たところで踏切待ち。 今日はまだ金曜日。 通勤通学客が多い。
08:27に帰宅し、08:45から在宅勤務開始。 これにて有休を使わずに平日にキャンプするというミッションは完了した。
カビが生えていたエアマットは、まんべんなく除菌スプレーをして2時間日干しした。 テントと前室、寝袋はベランダで陰干しした。
昨日食べなかったうどん弁当は昼ごはんに食べた。 鍋の材料は翌日の夕飯になった。
本日の走行距離 19.2km (KMZファイルは近いので割愛)