2021年12月 3日(金)

早いものでいよいよ12月である。
今月キャンプをすれば、1月から12月まで毎月キャンプをしたことになる。
さらに今回は年間30泊に到達するとともに、過去最多の年間19都県めという記念すべきキャンプである。

とはいえ前回の千葉房総ツーリングと同様に、今回も野営地の選定に手こずることになった。
当初は群馬県の「渡良瀬川河川敷 青少年ひろばキャンプ場」へ行くつもりだった。 だが窓口であるダノン城沼アリーナに電話すると、受付の女性は「国の工事が入っていてキャンプの受付はできない。いつ工事が終わるのかもわからない」という。

さて困った。 新記録の「19都県め」を狙うなら、今年すでにキャンプを行った都道府県ではダメということだ。
関東近県で今年キャンプしていないのは、群馬県、茨城県、栃木県、山梨県、静岡県の5県だ。

家から近いのは群馬県だが、山の方は寒いし日照時間も短い。 利根や角渕はまだ閉鎖中。
栃木県だと桐生市、足利市あたりだが、林間で日当たりが悪く、営業は 11月までというキャンプ場が多い。
山梨県は富士五湖周辺は気温が低いのを覚悟する必要がある。 道志の森も 11/17から凍結防止で水道を止めているらしい。
静岡県は土肥のさざ波はまだ休業中だし、今回は金曜午後出発なのでちょっと遠い。
茨城県は牛久のたくせん園地に行ってみたいが、千葉へ行くのに R16を走って行ったんで、しばらくあっち方面には行きたくない。 涸沼周辺のキャンプ場も考えたが片道 140kmは遠い。

「茨城県の埼玉寄りに良いキャンプ場ないかな~」と GoogleMapsとにらめっこしていたら、古河市と下妻市の間に「キャンプ場」リストのマークがあることに気がついた。 距離的には自宅から 70kmくらいで、利根(約60km)より少し遠い程度だ。 八千代グリーンビレッジキャンプ場というらしい。

「どうせ最近多いバカ高いキャンプ場だろう?」と思いつつ Webサイトにアクセスすると、テント一張 1,080円だという。
「じゃらん」からネット予約が出来るので見てみたら、土曜日は埋まっていたが金曜日なら空いていた。 さらに「じゃらん」のポイントが何故か 1,000ptあったので、それを使って80円で泊まれることになった。
とどめは温泉併設(平日17時以降¥600、受付10時から20時半まで)! これはもう行くしかない!!

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12時まで在宅勤務して、12:24に出発する。
栗橋・幸手方面へ行く場合はいくつか決まったルートがある。 最近多いのは鴻巣・加須ルートだが、昔ながらのR16・県道3号線ルートや県道12号線を使った桶川・久喜ルートもある。
今回はなるべく走ったことがない道を通って行ってみる。
12:40 小畔川の北側を通って関越道の低いガードを潜る

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12:44 的場で小畔川の南岸へ渡り、御伊勢塚公園の横を通過。 ここって通り抜けられるのね。
川岸を歩いている年配者がたくさんいた。 日当たりがいいし、クルマに気を使う必要もないから散歩に最適だね。

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北東方向に進むので、後ろから太陽に照らされることになり、スマホの画面が非常に見にくい。
住宅街の複雑な路地を突っ切るところもあり、何度かミスコースしそうになる。
12:50 県道39号線を踏み越えてさらに小畔川沿いに進むと、ごみ処理施設っぽい煙突が見えてきた。 川越市なぐわし公園PiKOAというらしい。
風呂に入れるらしいが、だったらキャンプ場も作ればいいのにね。
そのまま素通りして県道256号線にぶつかって右折する。

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12:53 平塚橋で入間川を渡り、川越北環状線にぶつかって左折する。
そのままR254を突っ切って、まっすぐ田んぼの中の道を走っていくと、県道12号線にぶちあたるので左折する。
13:01 釘無橋で越辺川と入間川の合流地点を渡る。

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13:08 太郎右衛門橋で荒川を渡る。 その先で大きな道とぶつかったのだが、「この道は何だ?」とすごく違和感があった。
正解はR17のバイパスである上尾道路だった。
上尾道路を渡ってからは県道12号線は4車線となりペースもアップする。 が、すぐに県道57号線へ右折する。

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この辺りは桶川市と上尾市の境界線らしく、地名がころころ変わって自分がどの辺りを走っているのか分からなくなる。
13:20 JR高崎線をアンダーパスでくぐる。 そのままR17現道も突っ切る。

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県道311号線と323号線を経由して、13:29 県道87号線で東北新幹線の高架下を通過。
信号待ちで停車していたら、左手に中古自転車センターというのがあった。 すぐそばに在校生が3千名を越えたこともあるというマンモス校の県立伊奈学園があるから需要が高いのだろう。 この辺りの町名は「学園」なんだね。

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13:43 白岡工業団地入口交差点で県道3号線と交差し、そのまま東進して東北新幹線、東北道をくぐる。
新白岡の住宅街を抜けて、13:50 県道65号線へ左折する。

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13:54 渋滞が酷い東武伊勢崎線の踏切をようやく通過。 信号待ちで真後ろに大きなトラックがピッタリ付いてくる。 太陽光を遮ってくれてスマホ画面の確認がし易いのはいいが、ブレーキタイミングを間違えて追突されたらちょっと怖い。
大落古利根川を渡って、県道372号線へ右折する。 後ろのトラックも付いてくる。

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500mほど行って左折するが、トラックはまだ付いてくる。
築道陸橋で東武日光線を跨ぐ。 R4現道を突っ切り、14:02 県道318にぶつかって右折する。
後続のトラックは発進で引き離すものの、信号待ちで追いつかれるの繰り返し。 新R4に出るまでの間だろうし、気にしないようにする。

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14:05 県道26号線へ左折する。 トラックは付いてきたが、ちょうどよく信号が変わってくれたので置き去りにできた。

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14:11 菱沼交差点でやっと新R4にたどり着いた。 おそらくナビの最速ルートよりも10分以上遅いはずだ。
とはいえ最速ルートばかりではいつも決まった道しか走れない。 急ぐツーリングではないときはこういうのもいい。

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県道26号線は新R4を突っ切り、14:13 関宿橋で江戸川を渡る。

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江戸川の堤防っていわゆるスーパー堤防になっているところが多いよね。
万一決壊したら被害が甚大な場所ということだろう。

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関宿橋を渡ると左直角コーナーで堤防内へ。 ここは千葉県野田市関宿町。 「せきじゅく」じゃなくて「せきやど」と読む。 チーバくんでいうと鼻先にあたる。

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「千葉県には行きたくない」といいつつ、わざわざ関宿を通ったのは、関宿あおぞら広場を下見するためだ。
14:17に到着。 車止めは外されているが、乗り入れは禁止らしい。 

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駐車場は向かいの鈴木貫太郎記念館(現在は閉館中)を利用せよということだ。

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入り口付近にあった案内板は日に焼けて見づらい。

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どこでもテントを張っていい訳ではなく、あの先の方がそうらしい。

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トイレは水洗で綺麗だったが「紙は持参のこと」。

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水場は蛇口が3つ。 ゴミはもちろん灰も持ち帰りで。

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この辺りがテントサイトか。 こんなに民家が近いと緊張するね。

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おそらくご近所さんの犬の散歩コースになっていると思う。 子供の遊び場としては最適だろう。

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11/1からキャンプの利用は再開されたがまだ「飲酒禁止」だし、わざわざここまでキャンプをしに来る理由が見つからないな。
キャンプブームで冬でも土曜日は満員というキャンプ場が多いが、こういうところはひっそりとあってほしいものだ。

憩遊館編へ続く